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日本の競馬界を変えたゲーム「ダビスタ」伝説5選

R25 9/13(火) 7:00配信

9月15日(木)から9月18日(日)の日程で開催される東京ゲームショウ。そのブースに、あるレジェンドゲームの新作が出展することが話題になっている。何を隠そうそれが「ダービースタリオン マスターズ」だ。育成ゲームの先駆けとして人気の「ダービースタリオン」(以下、ダビスタ)がスマホに参入するとして、早くも注目を集めているのだ。

「ダビスタ」は、競馬のサラブレッドを生産・育成するゲームで、1991年にパソコンゲームとして発売された。以後ファミコンやスーパーファミコン、プレイステーションなどでシリーズ作が大ヒット。競馬ゲームというマニアに向けた作りでありながら、シリーズ累計900万本という売上記録を誇っている。

ではどんなところがダビスタの魅力なのだろう。競馬界や競馬ファンに様々な影響を与えた結果生まれた数々の“伝説”を、ダビスタ関連の特集を多数組んできた競馬雑誌『サラブレ』編集部に聞いた!

競馬界に多大な影響を及ぼした!? ダビスタ伝説5選

●1)ダビスタにハマってホンモノの馬主に!?
ベストな父馬と母馬の相性を探し、最強馬を作るのがダビスタの大きな魅力。この楽しさをダビスタで味わった結果、本当の馬主になった人もいる。たとえば、日本のGIIIチューリップ賞を愛馬ハナズゴールで勝ったことのあるマイケル・タバート氏は、日本へ留学中の大学時代にダビスタにハマってのちに本当の馬主に。また、“大魔神”として知られる元プロ野球選手の佐々木主浩氏は、ヴィルシーナ(GIヴィクトリアマイル)などの活躍馬を持つ名馬主だが、彼ももともとダビスタファンだったとのこと。ゲームの世界を現実にしてしまったのだった。

●2)現実の調教師もダビスタに注目!?
ダビスタにおけるもうひとつの楽しみは、馬に「調教」を施して鍛えていくこと。現実の競馬でそれを行うトップ調教師の藤沢和雄も、ダビスタのプレイ経験があるという。ちなみにダビスタでは、プレイヤーは自分の馬を預ける調教師を決める。実はここで藤沢調教師がモデルになったとされる「藤枝調教師」も登場するのだが、そこに馬を預けたところ、「預けた馬がすぐに休養に入っちゃって…。そういうところは(自分に)似てましたけどね」と“本物”が不満を漏らしたとか。

●3)ダビスタが競馬の「誤解」を生んだ!?
爆発的なヒットをしたことで、ダビスタ内の法則やシステムが、以降の競馬ゲームで常識となった。たとえばダビスタでは、芝コースを走ると馬のスピード能力が鍛えられ、砂のダートコースを走るとスタミナ能力が上がるが、これは今や競馬ゲーム共通といってもいい。それだけでなく、実際の競馬においてもこの法則が正しいと誤解している競馬ファンも多い。実際は、そんな単純ではないのだが…。

●4)現実の競走馬を超える頭数をダビスタが生産!?
ダビスタでは、自身の生産した馬を保存し、他のプレイヤーの馬と戦える「ブリーダーズカップ」というモードがある。1999年にはこの公式大会が開かれ、約3万頭の応募(1人1頭)があった。ちなみにこの年、現実に生まれたサラブレッドは9679頭。ダビスタでの生産数の方が過熱していたことに? なお、過去のシリーズで生まれたトップレベルの馬たちは、ゲーム製作者の想定範囲を超越。馬のスピードが速すぎてレース中に画面から消えてしまうといったバグ現象も日常茶飯事だった。

●5)ダビスタ全盛期には、その専門職が生まれた!?
現在、競馬評論家として活動する人の中には、もともと“ダビスタ評論家”だった人もいる。というのも、ブーム全盛の頃はダビスタ攻略本が溢れ、ダビスタ専門の評論家やプロゲーマーが多数生まれたのだ。その人たちが、ブーム終焉とともにダビスタから競馬全体の評論家になったケースも少なくない。また、競馬ファンの中には「ダビスタがきっかけで本当の競馬を見始めた人」もたくさんいる。試しに、身近な競馬ファンに聞いてみると、ダビスタへの熱い想いを語る人もいるはずだ。

パソコンゲームとして発売されてから、実に25年の節目の年にリリースされる「ダービースタリオン マスターズ」。スマホでの操作性やレース画面の躍動感など興味は尽きない。ファンの人もそうでない人も期待して待とう!

(河合力)

(R25編集部)

※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびR25から一部抜粋したものです
※一部のコラムを除き、R25では図・表・写真付きのコラムを掲載しております

最終更新:9/16(金) 0:12

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