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『Foot!』ナビゲーター陣が注目する“第2のレスター”はここだ!

footballista 9/13(火) 19:35配信

月刊フットボリスタ第37号より

 9月12日発売の月刊フットボリスタ第37号では「“第2のレスター”を探せ!」と題し、レスターの快挙から導き出した「奇跡の条件」を基に、16-17シーズンの欧州フットボールシーンを沸かせる可能性を秘めたサプライズ候補について掘り下げている。

 普段はなかなかスポットライトの当たらないクラブに注目するこんなマニアックな企画に、ノリノリで付き合ってくれるのはこの人たちくらいでしょう。J SPORTSで放送中のデイリーサッカーニュース『Foot!』でディープな情報を発信し続ける5人のナビゲーター陣に、ぜひ見てほしいダークホース候補を聞きました。



設問
Q1. 16-17シーズンの“第2のレスター”は?
Q2. 16-17シーズンの注目選手は?
Q3. 16-17シーズンの注目監督は?



月曜ナビゲーター
プレミア実況の第一人者
西岡明彦さん

新スタジアムで盛り上がるウェストハム

 “第2のレスター”として今季期待したいのはウェストハムだ。昨季の順位表でトップ10に入ったチーム同士の対戦成績が最も良いハマーズ。強豪相手にも力を発揮できるポテンシャルを示した結果と言える。ビリッチ監督就任2年目を迎えた今季は、EUROでベストイレブンに選出されたフランス代表MFパイェなど主力が残留、さらにユベントスからFWザザを補強するなどチームの編成は申し分なし。またロンドン五輪のメイン会場だったロンドン・スタジアムに本拠地を移したことで、6万人のファンに後押しされてプレーできる高揚感は選手のパフォーマンスをさらに上げてくれるはずだ。予選で敗退し欧州カップ戦の出場権を逃したことは、リーグに集中できる環境が整ったという意味でかえって良かったのではないか。

A1. ウェストハム
A2. シモーネ・ザザ(ウェストハム)
A3. スラベン・ビリッチ(ウェストハム)



火曜ナビゲーター
チェルシーを愛する熱血アナ
野村明弘さん

「スペイン+モウリーニョ」のミドルズブラ

 レアル・マドリーでジョゼ・モウリーニョの下、アシスタントを務めていたアイトール・カランカ監督が指揮を執る昇格組のミドルズブラ。スペイン風のパスサッカーにモウリーニョ流の堅守速攻スタイルを融合させたフットボールを展開する。ビクトル・バルデス、ステュアート・ダウニング、ガストン・ラミレス、アルバロ・ネグレドといった経験豊富な選手が軸を固め、バランスの良いチームとなっているだけに期待が持てる。ネグレドがアルメリアやセビージャ時代のように得点を量産するような形が作れれば、上位をうかがう存在になれるかも……。注目選手は、ボーンマスに加入した19歳のMFルイス・クック。昨季リーズ(2部)で下部リーグの年間最優秀若手選手賞を受賞したそのスキルの高さは必見。

A1. ミドルズブラ
A2. ルイス・クック(ボーンマス)
A3. アイトール・カランカ(ミドルズブラ)



水曜ナビゲーター
ブンデスの百科事典
下田恒幸さん

智将が率いるマインツ&ホッフェンハイム

 近年、よりメガクラブ化しているバイエルンと他クラブの戦力差はいかんともしがたく、現実的には“第2のレスター”が出現する可能性は薄い。ダークホース候補は2つ。戦略の機知に富んだ29歳の青年監督ナーゲルスマン率いるホッフェンハイムとM.シュミット監督の下で走って闘えるチームに変貌したマインツ。マインツはELの負担次第だが、どちらも大物食いの匂いはある。選手に目を向けるとスーパーカップで垂涎ものの長距離フィードを連発したバルトラ。フンメルスほどの強さがあるかどうかは未知だが、少なくとも組み立て面では互角かそれ以上の活躍が見込めるかも。監督では何と言ってもイケメン、バインツィール。誰が監督をやっても不安定な戦い方にしかならなかったシャルケを、弱小アウグスブルクを5位に導きEL決勝ラウンドに進出させた彼がどんなチームに仕立て上げるか?ちょっとした興味がある。

A1. マインツ/ホッフェンハイム
A2. マルク・バルトラ(ドルトムント)
A3. マルクス・バインツィール(シャルケ)



木曜ナビゲーター
セリエA中継といえばこの人
八塚浩さん

才能続々。“伸びしろ”十分のサッスオーロ

 5シーズン目の指揮官ディ・フランチェスコの昨季の戦いぶりは“伸びしろ”を十分に感じさせるものだった。とりわけ序盤の快進撃は“痛快”の一言。ナポリ撃破を含め6戦無敗。白眉は第10節ユーベ戦の「1-0」の勝利。FKを決めたサンソーネはさぞかし自信を深めたに違いない。で、今季は幸いなことにサンソーネは抜けたものの、ベラルディ、デフレルなどの自慢の攻撃陣は健在。レジスタも顔役マニャネッリのバックアップとして“アズーリの未来”センシが加入。右SBブルサリコは移籍したが、大崩れの心配はあるまい。何よりオーナーがやる気十分なのが頼もしい。ピャニッチはユーベのレジスタとして、ピルロ以上の存在感を示せるのか注目だ。ミハイロビッチ監督はミランで株を下げたが、私はこの人のアイディアの面白さには可能性を感じる。トリノで結果を残せば再びビッグクラブの監督もありか。

A1. サッスオーロ
A2. ミラレム・ピャニッチ(ユベントス)
A3. シニシャ・ミハイロビッチ(トリノ)



金曜ナビゲーター
クラッキーの愛称でお馴染み
倉敷保雄さん

CLのダークホースとして期待のセビージャ

 シーズン序盤に“第2のレスター”を捜すのはとても難しい。そこで国内ではなく、チャンピオンズリーグでのセビージャを選んでみた。今季はユベントス、リヨン、ディナモ・ザグレブと同じグループ。勝ち目はある。3シーズン連続で欧州の大きな舞台を踏んで経験値も十分だ。ウナイ・エメリのサイクルの終わりにサンパオリが来た、ここもプラスだ。開幕直前までアルゼンチン代表監督のオファーもあった腕の確かな監督だ。2015年のコパ・アメリカでチリを初優勝に導いた手腕で、選手に正しいモチベーションと新しい戦術を与える。清武にも期待したい。グループステージ3位抜けでヨーロッパリーグ4連覇へ挑戦してほしいという気持ちもあるが、この際一気に上を狙うべきだ。

A1. セビージャ
A2. 清武弘嗣(セビージャ)
A3. ホルヘ・サンパオリ(セビージャ)

最終更新:9/13(火) 19:35

footballista

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