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出産のリミットに差し掛かり…「子どもを産まない」人生を想像してみる。

ファンファン福岡 9/13(火) 17:00配信

妊娠・出産について多く書いてきたせいか、何人かにこんなことを言われました。

「まりえさん、子ども願望があったんですね!
 バリバリ働きたい人だと思っていました」

ハッとしました。

20代の頃、確かに私は「専業主婦にはならない」と思っていました。
男に頼らず、自分の力で生きていける女になるのだ!と。

産休・育休が保証されている公務員でもない限り、仕事か子育てか、まだどちらかを選ばなければならない時代でした。
「それならば仕事だ」と、私はそう思っていたのでした。

子どもを産まない女性は何となく肩身が狭い

「DINKS(ディンクス)=ダブルインカムノーキッズ」(夫婦共働きで子どもなし)という言葉がはやり、「産まない方がカッコイイ」という風潮が広がっていたのは、その少し前です。

しかし、この数年で世の中の空気は急速に変わりました。

子どもを出産したテレビタレントがすぐに仕事復帰し、ベビー服ブランドを立ち上げるなど、仕事も子どもも両方手に入れる人生を見せ始めた。
出産がむしろキャリアアップにつながる時代。

国は少子化対策に力を入れ、子どもを産まない女性は何となく肩身が狭い。

出産のリミットに差し掛かっている30代の心は複雑です。
仕事が大事という気持ちは変わらないけれども、世の中の風潮に後押しされ、私が出産を意識し始めたのは、30歳を過ぎた頃からでしょうか。

「未産」という生き方。 それは「不幸」な人生だろうか?

しかし、2ヵ月前に受けたAMH(卵巣年齢)検査でリミットがかなり間近に差し迫っていることを知ることに。

その結果を手にして、「私はこのまま子どもを産まないかもしれない」と思いました。

その人生は、どんなものか?
リミットが近づいて初めてリアルに考える、「未産」という生き方。
それは「不幸」な人生だろうか?

出産は、個人が望み努力して手に入れられる域を超えている

安藤美姫選手が言いました。

「出産を決断したのは、女性としての幸せを手にしたいと思ったから」

妊娠・出産は「女性の幸せ」と言われることが多い。
それは、妊娠・出産が女性にしか経験できないことだからです。
でも、その言葉を聞くたびに、妊娠・出産を経験していない人は、女性として不幸だと言われているような気になってしまう。

出産は、個人が望み努力して手に入れられる域を超えている。
だから、「もたない」あるいは「もてない」女性は苦しいし、まわりは腫れ物に触るようにそのことには触れない。

ノンフィクション作家・衿野未矢さんの『「子供を産まない」という選択』を読みました。

35歳で結婚、その後5年で離婚を経験された衿野さんは、ご自身が子どもを産まなかったことを振り返りながら、多くの「未産」女性に取材をしています。

例えば、こんな女性のエピソードがありました。

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最終更新:9/13(火) 17:00

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