ここから本文です

【MLB】自身6連勝中の田中将大が導く、ヤンキースの逆転プレーオフ。注目すべきは、奪三振率の向上

ベースボールチャンネル 9/13(火) 11:00配信

田中の連勝スタートとともにチームも急浮上

 地元ニューヨークメディアも、完全にエースと認めたようだ。ヤンキース・田中将大が10日のレイズ戦で今季13勝目を挙げ、チームを7連勝に導いた。田中の調子に呼応するようにチームも上り調子。一時は絶望的と見られていたプレーオフ進出へ手の届くところまで息を吹き返した。

『NJ.com』では「田中は今季、真のエースとなった。これほど安定した投球をみせた先発投手はいない」。『ニューヨーク・ポスト』紙は「右肘の手術明けに懐疑的な見方も多かった。支配的な投球で答えを示した」と伝えた。

 これで田中自身は6連勝。8月2日のメッツ戦を最後に、1カ月以上も負けていない。その間7試合に先発し、チームも全勝と貢献度は絶大だ。

 田中が前回黒星を喫した8月2日時点で、ヤンキースは53勝53敗。地区首位とは7.5ゲーム差を付けられていた。田中が13勝目を挙げた9月10日で、チームは76勝65敗。首位のレッドソックスとは3ゲーム差に接近。田中が勝ち続けているこの間、チームも23勝12敗と快進撃を演じた。

 その間、7試合に登板して6勝0敗、防御率1.94。そして以前に比べて目立つのが奪三振数の増加だ。46回1/3を投げて、48奪三振。10日の試合では昨年9月8日のオリオールズ戦以来、ほぼ1年ぶりとなる2ケタの10三振を奪った。

初のシーズン200イニングは達成へ

 メジャーの先発投手では、1イニング1三振以上か、以下なのかで三振が取れる投手か否かの判断がされる。田中は今シーズン全体で見れば、ここまで186回2/3を投げて、160奪三振。1イニング1三振を切っている。奪三振ペースが上がっていることが手に取れる。

 スプリットという空振りを奪える決め球を持つ田中は、本来は奪三振の多いタイプの投手だった。メジャー1年目の14年には途中故障離脱しながら、136回1/3を投げて141三振を奪っていた。

 それが昨季は154回で139三振。そして今季も中盤までは打たせて取るスタイルで、奪三振数はスローペースで伸びていなかった。
 残る今季の登板ゲームは4試合と見られる。シーズン200イニング登板へはあと13回1/3で、次々回登板にもクリアできそう。

 シーズン終盤にさしかかり、米メディアではサイ・ヤング賞レースの行方を占う記事が増えてきたが、その候補者には名前を連ねている。サイ・ヤング賞レースで田中のウィークポイントは勝ち星と奪三振の少なさ。残り4試合で連勝を続け、ここ数試合のように三振の山を築けば、有力候補に推す声も出てくるだろう。

ベースボールチャンネル編集部

最終更新:9/13(火) 11:00

ベースボールチャンネル

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。