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人に差を付ける日本酒の“粋な”楽しみ方

オトナンサー 9/13(火) 17:00配信

 前回は大人として恥ずかしくない日本酒の基本マナーについて和文化研究家の齊木由香さんに教わりました。今回はその上級編。日本酒の粋な楽しみ方と、あの人に差を付けるためのテクニックを紹介します。

 齊木さんが挙げるのは「日本酒の種類と旬を知ること」「料理に合わせること」「酒器を愛でること」の3つです。まずは「日本酒の種類と旬」から見ていきましょう。

日本酒の魅力は熟成過程にあり

 日本酒は大まかに「純米酒」「吟醸酒/大吟醸酒」「本醸造酒」「長期熟成酒」に分けることができるそう。純米酒は米と水だけで造られており、ふくよかな米の香りやコクのある味わいが特徴です。

 吟醸酒(大吟醸酒)は表面を削って中心部だけになった米を使用するため雑味がなく、「果物のような香りと軽快でフルーティーな味わいが楽しめます」(齊木さん)。

 日本酒は秋に収穫した新米を原料に、真冬から春先にかけて造られるため“旬”があります。春のお酒は「しぼりたて」、それを保存して夏場に出すものを「夏の生酒」、一度火入れしたものを保存して秋に出す「ひやおろし」がその代表例です。

 日本酒の魅力は熟成の過程で味が多彩に変化することといえそうです。

濃い味付けの料理にはコクのあるお酒を

 次は日本酒と料理の相性ですが、濃い味付けの料理には深くコクのあるお酒を、薄味の料理にはさっぱりとしてクセがないお酒を合わせるといいそう。一般に地酒とその土地の郷土料理はよく合うと言われています。

 また日本酒と合わせることで、料理単品では得られない味を生み出す方法もあります。

「酸味が強い酢の物などに甘口のお酒を合わせると非常に調和の取れた味になります」(齊木さん)

酒器の素材や形状はさまざま

 最後は酒器です。齊木さんによると、和食で器を楽しむように、日本酒も酒器の特徴を理解して楽しむことが大切だそう。ガラス製の酒器が多い洋酒文化に比べ、日本酒の酒器は陶器・漆器・ガラスなど、素材も多彩です。形状もさまざまで、形状ごとに相性を探りながら香りや味の違いを楽しめます。

 また近年は酒器にこだわるお店も増えており、伊万里焼や九谷焼のアンティーク酒器をそろえたお店もあるほどだとか。

 齊木さんは「日本酒の楽しみ方は十人十色。日本酒の基本を理解した上で、自分だけの『日本酒の粋』を楽しんでみてはいかがでしょうか。ビジネスシーンでも、お酌ひとつで相手への配慮を示すことができます。まずはしっかりと基本を押さえて対応することで、ご自身の“格”が上がるかもしれません」と話しています。

オトナンサー編集部

最終更新:9/13(火) 17:10

オトナンサー

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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