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代表での不当評価に異議あり。大島僚太を生かせない日本に未来はない

webスポルティーバ 9/13(火) 14:40配信

 いかに世代交代を進めるか――。

 それは現在の日本代表に突きつけられた、重要課題となっている。

【写真】川崎フロンターレに欠かせない存在の大島僚太

 今月1日にスタートしたW杯アジア最終予選。日本は最初の2試合を1勝1敗で終えた。星のうえでは五分だが、試合内容も含めて考えると、状況はかなり危うい。

 キャプテンのMF長谷部誠は致命的なミスを連発し、チームの柱であるMF本田圭佑は動きが重く、いとも簡単にボールを失った。要するに、これまで長らく日本代表を支えてきた主力に衰えが目立つのである。

 もちろん、長谷部、本田ら30歳前後の選手たちが持つ、豊富な国際経験は貴重だ。彼らをチームの中心に据えたままでも、アジア最終予選を突破し、W杯に出場することは可能かもしれない。

 しかし、今のままのメンバーで戦い続けて、2年後の本大会までにどれだけの上積みが期待できるのだろうか。ロシアでグループリーグ突破、あるいはベスト8進出を期待できるだけのチームになるのだろうか。残念ながら、どうにも期待感は高まらない。

 そこには、やはり若手の成長が必要だ。チームに伸びしろをもたらしてくれる存在が不可欠なのである。

 幸いにして、ここまでの最終予選2試合ではリオ五輪世代のふたり、23歳のMF大島僚太と21歳のFW浅野拓磨が先発メンバーに起用された。

 ヴァイッド・ハリルホジッチ監督も、さすがにこのままでいいと考えているはずはなく、若手の起用を積極的に進めようという意図がうかがえた。目先の勝負だけでなく、2年後、さらには6年後まで見通したとき、それは好ましい傾向である。

 とはいえ、気になるのは、UAE戦でA代表デビューとなった大島の評価である。

 確かに、大島は1失点目の発端となるパスミスを犯し、2失点目につながるPKを与えた。敗戦の原因に直接関与したという意味では、デビュー戦の印象は最悪なものだったかもしれない。

 しかも、そんな印象にダメを押すかのように、ハリルホジッチ監督は大島について「もう少し期待していた」と語り、「攻撃のスピードアップ」と「前へのパス」を具体的な問題点として指摘した。

 だが、大島がプレーした70分あまりを総じて評価するなら、決して悪い出来ではなかった。

 大島は精神的重圧のかかる最終予選という大舞台にいきなり立たされても、緊張する様子も見せず、いつものように淡々とボールを受け、落ち着いてパスをさばいていた。

 指揮官が指摘するように、あっさりとバックパスしてしまう場面が何度かあった(そのつど、ベンチ前では指揮官が両手を広げて不満を表に出していた)のは事実だが、だからといって、そればかりに終始していたわけではない。効果的な縦パスも少なくなかった。

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最終更新:9/13(火) 15:05

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