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米フォードがカーシェア事業を強化 乗り合いバス企業を買収

Forbes JAPAN 9/13(火) 7:00配信

モビリティの未来を見据える自動車メーカー、米フォードは乗り合いシャトルバスやバイクシェアサービスのスタートアップ企業を買収する動きを見せている。



フォードは子会社のフォード・スマート・モビリティを通じ、サンフランシスコを手始めに、今後18ヶ月間で全米5都市にモビリティの新サービスを拡大していく。9月9日、同社はフォード・スマート・モビリティの今後の計画について発表を行なった。会見にはサンフランシスコ市長のエド・リーや、サンノゼ市長、バークレー市長も同席した。

「今後、世界的に懸念されるのが都市部への人口の集中です。現在で50%と言われる都市人口は、今後の10~15年で60%まで増加すると予測され、それにより都市部の交通渋滞はますます悪化します」とフォードのマーク・フィールズCEOは述べた。

フォードは今回、サンフランシスコの乗り合いバスサービス企業、チャリオットを買収する。チャリオットはウーバーやリフトと同様にスマートフォンから予約可能な乗り合いサービスで、片道3ドルから利用可能だ。

設立2年の同社はサンフランシスコのベイエリアで規定のルートを運行し、乗客の需要に合わせて乗車地点や運行スケジュールを調整中だ。チャリオットの仕組みは従来の大規模輸送と配車サービスの中間的なものと言える。

フォードはまたバイクシェアのフォード・ゴーバイク事業も強化しており、スタートアップ企業のMotivateへのスポンサーシップを開始。ベイエリアでの通勤利用を促進する。フォードは同社のアプリFordPassをMotivate のサービスと連携させ、2018年までに7,000台の自転車を利用可能にするという。Motivate社は現状で800台の自転車をベイエリアで稼働させている。

競合のGMもカーシェア分野に進出

一連の動きは、都市部のミレニアル世代を中心に広がる、個人の移動手段の変化に対応したものと言える。同様な動きを進めるゼネラル・モーターズ(GM)は配車サービスのリフトに出資し、今年1月にはカーシェアサービスのMavenを創設。ワシントンDCやシカゴでサービスを開始した。
--{フォード所有者以外にも提供}--
フォードの役員らは「ウーバーをライバル視しているか」との質問に回答を避けたが、「車のライドシェアは一時的な流行に終わらず、今後も成長していく分野であり、今後の都市の在り方の中で非常に重要だ」と述べた。

同社の乗り合いサービスへの取り組みは、公共交通機関とカーシェアサービスの中間の価格帯をターゲットとしている。「このシャトルサービスは価格も手頃で、希望の時間に好きな地点にピンポイントで移動できます」とフォードの役員は述べた。

フォードはシャトルバスとバイクシェアをアプリから利用可能にすることで、状況に応じて最適な移動手段をユーザーにリコメンドする。アプリは当初、フォード車のオーナー向けに開発されたが、今後は車を所有していないユーザーにも利用を拡大していくという。

現状では売上目標等は明らかにされていないが、投資家向けの発表は今月後半に行なうとCEOのフィールズは述べた。

「自動車の世界は従来の所有するかたちから所有とシェアを組み合わせに進化していきます。我々は注意深く未来に向けての投資を行なっていきます」とフィールズは付け加えた。

Alan Ohnsman

最終更新:9/13(火) 7:00

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