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ボルボ、イエーテボリで自動運転車の公道実証実験を開始

Forbes JAPAN 9/13(火) 15:00配信

スウェーデンの自動車大手ボルボはこのところ、自動運転車の分野で目まぐるしく活動を行っている。8月中旬には配車サービスのウーバーと、自動運転車を共同開発すると発表。9月上旬には、自動車安全システムのオートリブと自動運転車向けのソフトウェア開発に乗り出すと発表した。



そして9月9日にはスウェーデンのイエーテボリで、自動運転機能を備えたSUV「XC90」を使った自動運転の実証実験の第一弾を開始した(本格展開は2017年初頭から)。

2015年、ボルボは一般参加モニターによる初の自動運転の実証実験「ドライブ・ミー」プロジェクトを発表。特定の条件下で完全自動運転が可能な「XC90」100台を国内のドライバーに貸し出すこの実験は、公道で走行させるとどうなるのか、また車を操作する人間や他の車がどう対応するのかについてのデータを収集することが目的だ。

ボルボのエリック・クーリン上級技術リーダーは、まったく普通のSUVに見えるXC90に、どのような変更を加えたかを説明した。それによれば、フロントガラスの裏に前方を向いたレーダーとカメラセンサーを設置し、さらにグリル部分にもう1つカメラを設置。フロントバンパーの下には光検出・測距センサーのライダー(LIDAR)を設置した。

左右のミラーそれぞれに、1つは車線区分線と道路縁を、もう1つは後方の他の車を検知するためのカメラを2つずつ付けた。これら全てのデータを処理するコンピューター・システムは、後部貨物エリアの床下に埋め込んだ。

「ドライブ・ミー」に使われる車は、ウーバーと共同開発を行っている車よりも機能の面でやや劣り、使われているセンサーアレイがより限定的だ。つまりこれらの車は、テスラのオートパイロットやボルボのパイロットアシストのような、いわゆる「レベル2」の運転支援システムよりは機能が優れているが、全ての条件下で自動運転が可能なわけではない。

イエーテボリでジオフェンスのある道路を走行する際は、人間は完全に手足を使った操作を行わないでいい。だが所定の道路を外れたら、人間が再び車を操作しなければならず、実質的には「レベル3」の自動運転車になる。

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最終更新:9/13(火) 15:00

Forbes JAPAN

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