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【現地記者の英国通信】メディアの関心度が低いコンテ政権のチェルシーがリーグ制覇を成し遂げる!?

SOCCER DIGEST Web 9/13(火) 15:43配信

コンテは笑うのが好きで、気持ちの良い男だ。

 先週、チェルシーの指揮官であるアントニオ・コンテの記者会見が行なわれると聞き、私は今シーズン初めて、チェルシーのトレーニンググラウンドのコブハムに向かった。
 
 私はコンテ監督の記者会見が、フース・ヒディンクやジョゼ・モウリーニョらここ最近のチェルシーの監督たちに比べてどうなのかを見たかった。
 
 この記者会見で私が抱いた第一印象は、コンテという男はとても陽気で常にリラックスしているということ。彼は笑うのが好きで、気持ちの良い男だ。
 
 イギリスメディアに対して、英語が第一言語でないというのは決して楽なことではない。しかし、コンテは自身の英語力を改善したがっているようにも思う。
 
 彼はどんな質問からも逃げようとせず、むしろ英語で投げかけてくる記者からの問いにも理解してしっかりと返答していた。
 
 コンテは物議を醸すような発言はしなかった。それは毎度のように論争の的になるような発言をしているジョゼ・モウリーニョとは大きく異なるスタンスだった。
 
 私はモウリーニョの会見はメディアに対し、常に彼が主役であることを分からせようとし、そういったやりとりを彼自身が楽しんでいるようにも感じていた。そういったメディアに対して対立的で、強気な会見を行なえるのは、彼とアレックス・ファーガソンぐらいだろう。
 
 とはいえ、コンテも陽気なだけでなく、強いキャラクターを有しており、会見でもメディアをコントロールしようとしている姿勢が感じ取れた。
 
 チェルシーはウェストハムとワトフォードとの開幕2戦で、いずれも85分以降にリードを奪って勝っている。コンテがチームにスイッチを入れるのが遅いようにも見えたが、この終盤での勝負強さはシーズンの終盤に入って重要な意味を持ってくるだろう。
 

今シーズンのチェルシーは、2011年のユベントスに酷似している。

 今シーズンのプレミアリーグの関心はマンチェスターの2人の指揮官に向けられているように思う。
 
 ジョゼップ・グアルディオラ(マンチェスター・C)とモウリーニョ(マンチェスター・U)はチームを好スタートに導き、9月10日に行なわれたダービーマッチではハイレベルなフットボールを演出した。
 
 コンテもチームに利益をもたらしたが、その一挙手一投足が注目されるマンチェスターの2人の指揮官ほど騒がれていない。しかし、コンテは彼自身とチームに余計なスポットライトが当たっていない現状を良いと思っているに違いないと私は感じている。
 
 チェルシーは昨シーズン、豊富なタレントを持ちながら実力を十分に発揮できなかった。コンテはそんなチームを引き継いだのだ。こうした状況はユベントスに就任した頃によく似ている。
 
 また、コンテがユベントスに就任した2011-12シーズンは前年度が7位で終わったため、欧州での戦いはなく、国内での戦いに集中できたことでリーグ優勝に輝いた。彼らはそこからセリエA5連覇という偉業を成し遂げている。
 
 チェルシーも昨シーズンは10位に沈み、欧州カップ戦に出場できないため国内リーグに集中できる環境にある。
 
 彼らがこうした状況に慢心することなく、コンテの下で戦い続ければ、チャンピオンズ・リーグ出場やタイトル獲得も可能なはずだ。
 
文:スティーブ・マッケンジー
 

最終更新:10/14(金) 11:34

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