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SMAPが日本の「国民的グループ」であった理由

nippon.com 9/14(水) 10:26配信

結成から28年、SMAP解散のニュースは、日本中に衝撃を走らせ、海外でも注目を集めた。年末の解散までの動きが注目される「国民的グループ」の功績とその特異性を振り返る。

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解散発表後の不自然さ

8月14日、日本中に衝撃が走った「SMAP解散」のニュースは、彼らのファンがたくさんいるアジア各国をはじめ、世界中にも発信された。

国内では、いまだに週刊誌やウェブのゴシップメディアを中心にその解散の原因や、今後の各メンバーの活動を巡る憶測が報じられ続けている。今回のSMAP解散の奇妙なところは、解散ツアーのようなものが行われる可能性はなく、現在のところSMAP5人での解散を受けての企画(テレビの音楽番組への出演やベスト盤などのCDリリース)が何も発表されていないにもかかわらず、唯一メンバー全員が顔を揃えるテレビ番組『SMAP×SMAP』の放送だけが、活動の期限とされる今年の年末までこれまで通り毎週平然と続けられていることだ。

解散に至った直接的な原因はメンバーの不仲にあったわけではないはずだが、結果的にコミュニケーションに問題が生じているといわれるメンバー同士の姿や表情や発言をテレビの画面越しに毎週見るというのは、それがテレビ局との契約によるものだとしてもエンターテインメントの在り方として不健全な状況だ。アイドルというものには必然的に「見せ物」の要素があるわけだが、現在の彼らは、おそらくは本人たちにとって不本意なかたちで「見せ物」となってしまっている。

『SMAP×SMAP』は先駆的なバラエティー番組

SMAPにとって『SMAP×SMAP』は、彼らの人気と名声を象徴するテレビのバラエティーショーであり続けてきた。1991年のCD デビューから5年後の1996年にスタートし、ちょうど今年で20周年を迎えるこの月曜日の夜の番組には、これまでマイケル・ジャクソン、マドンナ、ロバート・デ・ニーロ、トム・クルーズ、レオナルド・ディカプリオ、トム・ハンクス、デンゼル・ワシントン、ブラッド・ピット、ウィル・スミス、アラン・ドロン、ソフィア・ローレン、ジェーン・バーキン、ミハエル・ゴルバチョフ、デヴィッド・ベッカム、クリスティアーノ・ロナウド、ネイマール、ウサイン・ボルトなどなど、数え切れないほどの「通常ならテレビのバラエティーショーに出ることなんて考えられない世界中のセレブリティ」がゲストとして出演してきた。

また、それまで日本のアイドルグループはテレビのバラエティーショーにゲストとして出演することはあっても、ホストとして番組を持ち、そこでゲストに率先して自らコメディーやパロディーを演じたりすることはなかった。そんなさまざまなテレビ界、芸能界の常識を覆してきた『SMAP×SMAP』は、日本のテレビ番組で最も潤沢な制作費が注ぎ込まれてきた番組であり、日本においてアイドルという存在の意味と可能性を広げることとなった先駆的な番組でもあった。

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最終更新:9/14(水) 10:26

nippon.com

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北朝鮮からの脱出
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