ここから本文です

那覇市内のビルの谷間にある奇跡の一軒!沖縄料理の隠れた名店

サライ.jp 9/14(水) 14:20配信

沖縄の季節の味をゆっくり楽しめる奇跡の一軒!那覇『ままや』【沖縄ぬちぐすい紀行13】

沖縄を旅した知人から、こんな声を聞きます。

「海はキレイし、人は温かくて親切だけど、食べ物がね……」

「いいリゾートホテルも増えて、ホテルライフは快適ですよ。でも、料理屋の味が今ひとつ……」

最後は口を濁していますが、要は「あまり料理が美味しくない」ということです。観光としての沖縄は魅力的ですが、食に関しては不満があるそうです。

もちろん、沖縄の料理が大好きで、食を目当てに度々訪れる人もいます。わたしの友人でも、むしろ、こちらのほうが多数派です。

ですから、美味しい店に辿りつけていないだけでは?と思っていましたが、冷静になって考えてみると、食に関するレベルはそう高くないと言わざるを得ません。

全国的にみて、観光地としての沖縄は恵まれています。

大がかりな宣伝をしなくても、観光客はどんどんやって来ます。

料理が美味しくなくて二度とその店に来ない人がいても、新たな観光客を相手にすればいいのです。そんな不心得な店があるのは事実。食べ放題やボリュームが売りで、味が二の次の店も増えています。

沖縄らしさを前面に出せば、そこそこの味で観光客は満足するだろう--残念ながら、そんな魂胆が見え隠れする店も多いようです。

しかし、地元食材を選ぶ段階から心を配り、丁寧に調理した“口福なひと皿”にちゃんと出会える店はあります。

今回紹介するこ『ままや』さんは、こうした心ある料理店のひとつ。那覇の街中で、お酒と季節の沖縄の味をゆっくりと楽しめる数少ない一軒です。

お店はビルに囲まれた一軒家。小さいながらも緑豊かな庭があり、設えも洗練されて、それでいてどこか懐かしい雰囲気を漂わせています。

この店を切り盛りするのは、柳生徹夫・郁子夫妻です。まずは、ご主人の徹夫さんに話を伺いましょう。

「20年前に、沖縄の家庭料理を出す小さな店を開いたのが最初です。7年後には場所を久茂地に移して、席数も35席に増え、和食専任の料理人も雇いました。そしてまた7年を経て、今の一軒家で店を構えることになったのです。

じつは、この建物は私の実家なんですよ。和室の良さを残して改装し、ゆっくりと食事をしていただけるようにしました。現在は、琉球料理をコースでお出ししています」

開店当初から沖縄の家庭料理を作っていたのは、奥様の郁子さんです。20年の時を経て、郁子さんの作る料理はより磨かれ、まさに琉球会席と呼ぶにふさわしいものになっていきました。

コース料理は5,000円からありますが、ここでは7,000円コースの献立を紹介しましょう。まずは前菜から。

1/2ページ

最終更新:9/14(水) 14:20

サライ.jp

なぜ今? 首相主導の働き方改革