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好きなジャンルで性格もわかる? 「音楽と人間」の研究

ライフハッカー[日本版] 9月14日(水)22時10分配信

筆者は音楽が大好きで、仕事の時も、音楽の力を大いに活用しています。でも、音楽が私たちの脳やカラダに及ぼす影響については、今までほとんどわかっていませんでした。音楽は私たちの生活の中で大きな役割を担っていて、気がつかない間に、カラダや脳はさまざまな反応を見せているようなのです。

音楽は、脳のさまざまな部分に作用を及ぼすことがわかっています。以下にその関係を図解しました。この記事では簡単な説明しかしませんが、まずは図を見てください。

【音楽と脳の関係】

耳に入った音楽は、脳のさまざまな領域で処理されます。脳がどの程度まで関わっているのかは、1990年代初めに脳機能イメージングが実用化されるまで、ほとんど分かっていませんでした。音楽の処理に関わる主な領域は以下のとおりです。


脳梁:左右の大脳半球をつなぎます。
運動野:カラダを動かす時、足踏みする時、踊る時、楽器を弾く時に使われます。
前頭前皮質:予測を行い、予測の当たり外れを判断します。
側坐核:音楽に対する感情的な反応に関わります。
扁桃体:音楽に対する感情的な反応に関わります。

感覚野:楽器の演奏や踊りの際に、触覚フィードバックをもたらします。
聴覚野:音を聴く最初の段階の処理を行います。音色を受け取り、分析します。
海馬:音楽や音楽的な体験、コンテクストを記憶します。
視覚野:楽譜を読んだり、演奏者や自分の動きを確認したりする時に使われます。
小脳:足踏み、踊り、楽器の演奏などのカラダの動きに関係します。また、音楽に対する感情的な反応にも関わっています。

楽しい/悲しい音楽を聞くことで、無表情な顔の印象が変わる

聞いている曲が特に楽しい、あるいは悲しい曲調の場合、人はそれに気づくものです。実はこれは、曲を聞いた人がどういう気持ちになるか、という主観的な問題ではないのです。私たちの脳は、楽しい音楽と悲しい音楽に対して異なる反応を示すことが明らかになっています。

ごく短いものでも、楽しい音楽と悲しい音楽では、及ぼす影響が変わってきます。ある研究によると、短い音楽を聴いたあとに無表情な顔を見せられた被験者は、それまで聴いていた音楽のトーンにつられて、その表情を楽しい、あるいは悲しいと解釈する頻度が上がったそうです。そのほかの表情を見せても同様の傾向が見られましたが、無表情に近いほど、音楽の影響が顕著に出たとのことです。

音楽が私たちの感情に及ぼす影響に関しては、ほかにも非常に興味深い事例があります。その1つが、音楽に関係する気持ちには、「理解する」感情と、「実際に体験する」感情の2種類があるという説です。これはつまり、人は曲で表現されているのと全く同じ気分に陥ることなく、ある音楽に込められた感情を理解できる、ということです。悲しい音楽を聴いても、落ち込んだりせずに音楽そのものを楽しむことができるタイプの人がいますが、この説はこうした現象を説明してくれます。

実生活とは違って、音楽の場合は、聴いていても実際に自分の身に危険が及ぶような恐怖を味わうことはありません。曲に込められた感情を「理解」こそすれ、本当にその気持ちになるわけではない、というわけです。これはほかの人の感情を追体験しているようなもの、と言えるかもしれません。

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最終更新:9月15日(木)10時16分

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