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今が旬! トウモロコシと「骨太」の意外な関係

東洋経済オンライン 9月14日(水)6時0分配信

 6~9月が旬と言われるトウモロコシ。夏祭りの屋台やご家庭で、日常的にトウモロコシを堪能している方も多いことでしょう。缶詰のコーンスープやコーンサラダなどは人気アイテムとして年中親しまれています。

 そんなトウモロコシ、最新の研究で興味深いことが分かってきました。トウモロコシ由来の水溶性食物繊維が成人の「骨」の形成に役立つというのです! 

■トウモロコシの最新研究

 トウモロコシは世界三大穀物の一つで、イネ科の植物。世界全体の収穫量のうち、約64%が家畜の飼料、約32%がコーンスターチ製造、そして野菜として直接食べられているのは、実はほんの4%にすぎません。

 野菜類となるトウモロコシは、甘味種(スイートコーン)に属し、未成熟状態で収穫されたものです。夏は生鮮野菜として、また缶詰やレトルトコーンとして加工保存食にもなります。

 トウモロコシには、ほかの野菜類と同じく、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維が両方含まれています。水溶性食物繊維は、文字通り水に溶ける食物繊維。腸内で水分を抱えてゲル状の成分になり、有害物質を吸着して体外に排出する役目があります。

 また、トウモロコシ由来の水溶性食物繊維が、腸内細菌によって短鎖脂肪酸と呼ばれる物質にまで分解され、それがカルシウムの吸収力を高めていることが、米国パデュー大学の研究で明らかになりました。

「骨太効果」にとどまらない!

 ちなみに、厚生労働省「日本人の食事摂取基準2015」によると、カルシウムの1日の摂取基準は650mg(男性30~49歳、女性15~69歳)。しかし、男女ともに1日平均約130~160mg不足しているのが現実です。

 カルシウムは骨形成にとっていちばん大切なミネラル。体内のカルシウムは、99%が貯蔵カルシウムとして骨に蓄積されていますが、加齢と共に骨量は減っていくので、食品からの摂取は必須です。トウモロコシ自体にカルシウムはほとんど含まれていませんが、今後骨量を守る面で、強力な味方となるかもしれません。

 トウモロコシの黄色い粒々の色は、カロテノイドの一種「ゼアキサンチン」によるものです。この成分には目に入ってしまった紫外線を吸収して活性酸素を除去する働きがあり、視力低下の防止や、皮膚と目の粘膜を保護する働きも期待できます。

 また、トウモロコシの油分はリノール酸で、コレステロール値を低下させ、動脈硬化を予防する働きがあります。さらにさらに、不溶性食物繊維にはセルロースが含まれ、腸内環境を整える働きも! 

 トウモロコシの生鮮野菜としての旬は、ほぼ今月いっぱい。来月には市場から消えていくでしょう。ただ、缶詰やレトルトコーンの普及で、コンビニには、年中人気アイテムとして様々な商品が購入できますね。

■トウモロコシと組み合わせるならこれ! 

 トウモロコシはサラダや煮込み料理の具、調理パンなど、知らずに食べているケースも多い食材ですが、少し意識して探してみましょう。

〈みわ子流、トウモロコシを摂取できるコンビニメニュー! 〉
●じゃこめし系おむすび + 焼きトウモロコシ
ちりめんじゃこは小魚の代表格としてカルシウムが豊富!  スプーンで食べやすく商品化された焼きトウモロコシも登場しているので、デスクでのランチに取り入れやすいでしょう。
●ほうれん草エッグ
ほうれん草は鉄分摂取で有名ですが、実はカルシウムの含量も高い野菜です。粒コーンがトッピングされていると理想的です。

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最終更新:9月14日(水)19時25分

東洋経済オンライン

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