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カナミックN・山本社長「配当について前向きに考えたい」

会社四季報オンライン 9/14(水) 23:31配信

 医療や介護の分野に特化したクラウドサービスを手掛けるカナミックネットワーク <3939> が14日、東証マザーズへ新規上場した。

 「2階建て」の事業構造が同社のビジネスモデルの特長だ。自治体や医師会など「面」の展開で、患者の情報を共有できるプラットフォームを提供。プラットフォームは、関係する医療・介護従事者のみでやり取りができるクローズ型のSNS機能などを有する。

 一方で、訪問介護計画書やケアプランの作成などが可能な介護業務システムを介護サービス事業者へ導入するなど「点」での展開も進めていく。1階部分の業務システムのリプレースを促すことで、有料のユーザーを確保。会社側は利用料を月額で徴収する仕組みだ。

 14日の市場では買い物が先行。気配値を切り上げる状況が続き結局、公開価格3000円に対して2.3倍の6900円買い気配と売買が成立しなかった。東京証券取引所で会見した同社の山本拓真社長は「高い期待をしてもらったと実感している」などと述べた。会見での主な質疑の内容は以下のとおり。

 ――14日は初値が付かなかった。

 高い期待を持ってもらったのを実感している。期待の高まりやそれに伴う責任を重く受け止めている。

 ――どのような点が評価されたと考えているのか。

 人口構造から見て、医療介護事業は(団塊の世代がすべて後期高齢者入りする)2025年前後から市場が拡大し、45年まで伸び続けるのが決まっている。こうした「伸びしろ」が確保されていることへの評価を受けたのではないか。

 当社がクラウド型のサービスを手掛けているのも大きなポイント。他社はクライアントサーバー型のサービスが多いという認識だ。

 ――公表している今2016年9月期売上高見通しは前期比約6%増。前15年9月期の同34%増から増収率が鈍化する。

 前年度の月額報酬に12カ月を掛けたものが翌年度の売り上げとして積み上がるという「ストックビジネス」が当社の強みだが、前15年9月期はその積み上げが少し足りなかった。ただ、ユーザー数は増え続けており、来17年9月期は売り上げの伸びが回復してくる。今期はあくまでも「踊り場」という受け止め方だ。

 ――今期の業績予想の前提となるユーザー数は。

 今期決算の時点で実績値を開示したい。

 ――上場に際しての資金調達額は手取り概算で1億3000万円余り。その使途は。

 クラウドサービスのシステム開発やサーバー増強に充当する。現在は東京、大阪、名古屋、福岡の4営業所体制だが今後は営業所を増やす方針で、それに伴って増える人件費などにも回したい。

 ――株主還元については。

 上場したからには配当などについて前向きに考えたい。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

松崎 泰弘

最終更新:9/15(木) 17:21

会社四季報オンライン

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