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女性の能力が開花するゲーム業界【東京ゲームショウ2016】

日経ウーマンオンライン(日経ウーマン) 9月15日(木)5時0分配信

ゲーム業界では女性開発者が増えてきました。「東京ゲームショウ」(以下TGS)を毎年取材している筆者も、クリエーター、入場者ともに女性の数が年々増えているのを実感しています。特にゲームクリエーター輩出を目指す大学や専門学校のブースが多く出展しており、それらのスタッフは、ほぼ半数が女性です。「ゲーム業界は女性が活躍する場としての可能性が広がるの?」「ゲーム開発者を目指す若い世代に変化はあるの?」――東京工科大学メディア学部教授の三上浩司さんにお聞きしました。

【関連画像】東京工科大学メディア学部教授の三上浩司さんと教え子たち

●男女差なく活躍できるチャンスのあるゲーム業界

 「ゲーム制作というとプログラミングのイメージが強いのですが、さまざまな役割を担った人の共同作業で生み出されるものなのです」と三上さんは語ります。

 予算管理やスタッフ編成、スケジュール管理などを担当し作品を統括するプロデューサー、その下で現場を監督するディレクター。マーケティングに基いて新しいゲームを企画するプランナー、2Dや3Dグラフィックで絵を表現するグラフィックデザイナー、ストーリーや、登場人物のセリフ等を作るシナリオライター、ゲームのテーマ曲や戦闘シーンを盛り上げる音楽、ボタンを押す音などの効果音など、ゲームに使用する音を制作するサウンドクリエイター、そして商品としてのゲームの広報宣伝担当など、ビックタイトルのゲームなら100人以上のスタッフが携わることも少なくありません。役者がいないだけで、ほとんど映画の制作と同じといえるでしょう。

 「なかでもグラフィックデザイナーやシナリオライターは、従来から女性が多かった分野。女性向けのゲームや女性ユーザーが増えている背景を受け、最近では女性のプロデューサーやプランナーも増えてきています」(三上さん)。

 ゲーム業界はどちらかというと実力主義で、男女の差がない業界です。ステップアップのための転職も多く、ベンチャーも多いので、旧態依然とした企業に比べると女性にとってとても働きやすい業界だといえます。

 それが男性社会というイメージが強いのは、就労時間が長かったり、ときには徹夜もあるなど、体力勝負の側面があるから。「女性が増えたことで育児休暇などの制度が整えられるようになり、労働環境もかなり改善されてきています。ワークライフバランスが整えられれば、女性がますます活躍できる業界だといえるでしょうね」(三上さん)。

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最終更新:9月15日(木)5時0分

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