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東京五輪を機にビジネスリーダーの転職市場は冬に?

NIKKEI STYLE 9月15日(木)7時0分配信

 2020年の東京五輪・パラリンピック後の「post2020」はどんな時代になるのか。人工知能(AI)をはじめとする科学技術の進歩が人間の雇用を脅かす。そんな時代が迫りつつある今、転職市場はどうなるのか。市況の変化を読み解き、キャリア形成に動く好機を逃さないために、コンサルティング会社やファンド、外資系企業への転職に強みを持つ人材紹介会社、コンコードエグゼクティブグループ(東京・千代田)の渡辺秀和社長にpost2020を見据えた転職市場の動向について聞いた。(聞き手は公認会計士・心理カウンセラー 藤田耕司)

藤田

 今の市況をどう見ていますか。

渡辺

 ビジネスリーダーの転職市場は08年のリーマン・ショック前までは活況でした。しかし、リーマン・ショック後、市況は悪化し、冬の時代を迎えます。その後、09年6月ごろに底を打ち、そこから回復に向かいました。13年ごろにはリーマン・ショック前と同じくらいまで戻り、14年以降は現在も未曽有(みぞう)の活況です。

藤田

 ということは、今は転職のチャンスといえますね。ここまで市況が活発になった原因は何でしょうか。

渡辺

 グローバル競争が激化し、多くの日本企業が変革を加速させる必要に迫られている中で、ここ数年は企業の業績が比較的よく、先行投資を行いやすいことが大きな要因でしょう。現代では、大企業だけではなく中堅・中小企業も生き残りのために海外進出を考えなければいけなくなっています。M&A(合併・買収)による業容の拡大やインターネットビジネスなどの新規事業へ取り組む必要も出てきています。さらにデジタルマーケティングやAIへの対応など次々と新しい重いテーマが出てきています。このような新しいテーマに対応するのは、既存の社員だけではとても無理という状況が広がっています。そこで企業は各分野で経験豊富な即戦力人材を中途で採用しようとしています。

■景気失速の可能性を踏まえ熟慮を
藤田

 4年後の東京五輪までこの状況は続くのでしょうか。

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最終更新:9月15日(木)7時0分

NIKKEI STYLE

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