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カープVへ導いた最強打線。他5球団と比較してわかる、異次元のパワーアップ【広尾晃の「ネタになる記録ばなし」】

ベースボールチャンネル 9/15(木) 11:00配信

中日平田のRCは約15ダウン

 セリーグのペナントレースをぶっちぎりで制した広島東洋カープ、その第一の要因は「強力打線」だった。
 セ6球団の今年と昨年のレギュラー野手陣の打撃成績を比較して、打線の強さを再検証したい。

 選手の活躍の目安としてRC(RunCreate)を算出した。安打、本塁打、盗塁、犠打、犠飛、四死球などオフェンス面のすべてのデータを加味した総合指標。
 打点とほぼ同じレベルの数字になるよう調整されているが、走塁や四死球、バントなど打点には加味されていないプレーも加算されている。
 個人においてその数値が100点を超えればMVP級、80点以上で主力級といえる。
 個人とチーム、そしてチーム1試合あたりのRCも算出してみた。2016年は9月13日試合終了時点までの数字となっている。
 主に出場しているポジションで、代打など途中出場を含めて出場数が最も多い選手をレギュラーとした。チーム計はすべての選手の総計。

 13日現在で順位が下位の球団から見ていこう。まずは中日だ。

 中日ドラゴンズの1試合あたりのRCはほぼ横ばい。昨年から一塁は森野将彦からダヤン・ビシエドに代わり数字が大きく伸びたが、そのビシエドは8月半ばから1カ月怪我で離脱した。
 大島が3割をキープしRCは伸びた一方で、平田は数字を大きく下げた。

阪神鳥谷のRCは約30ダウン

 阪神タイガースは金本知憲新監督の方針もあり、新しい若手選手が次々と起用されたが、1試合あたりRCは3.64から3.68とさほど伸びていない。さらに選手を細かく次々に入れ替えて起用しているため、十分な成果につながっていない。
 捕手の原口文仁はセ捕手陣では随一のRC。しかし他のポジションは昨年からパワーアップしたとは言いがたい。なお鳥谷敬は、昨年から大きく下落している。全体として伸び悩んでいる印象だ。

ヤクルト畠山のRCは約65ダウン

 続いて東京ヤクルトスワローズだ。

 昨年、4.16とリーグNo.1の1試合あたりRCを記録したヤクルトは、今年、ウラディミール・バレンティンが復帰し、さらにパワーアップしている。しかし投手陣が壊滅したため打線を生かせなかった。
 山田哲人は死球によって抹消となったにもかかわらず、RCは昨年を上回りそうだ。一方で昨年山田とともに強力打線を形成した畠山和洋、川端慎吾、雄平がそろって数字を落とした。オリックス・バファローズから加入した坂口智隆が活躍したが、山田一人がそびえたち、打線としてのつながりを欠いた。

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最終更新:9/15(木) 11:55

ベースボールチャンネル

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