ここから本文です

ザッカーバーグも認めたフィルズコーヒー、46億円調達で50店舗に拡大

Forbes JAPAN 9月15日(木)18時0分配信

フィルズコーヒー(Philz Coffee)は、ハンドドリップで丁寧に淹れたコーヒーで、かのマーク・ザッカーバーグも虜にした人気コーヒーショップだ。同社はこのほど大規模な資金調達を実施したが、ジェイコブ・ジェーバーCEOは経営理念を大切に守りながら、じっくりと出店エリアを拡大する考えだ。



ジェーバーは先週行われたインタビューの中で、プライベートエクイティのTPGが主導したラウンドで4,500万ドル(約46億円)を調達したと述べた。評価額については明らかになっていない。現状、フィルズコーヒーはサンフランシスコのベイエリアを中心に店舗展開をしているが、今回調達した資金を使って2017年までにボストンにも進出する予定だという。同社は今年初めに東海岸では初めてとなる店舗をワシントンD.C.にオープンしている。

「企業を成長させ、設定したマイルストーンに到達するためには、資金力と優秀な人材が不可欠だ。我々は常に将来を見据え、建設的パラノイアであり続ける」とジェーバーは述べている。

シリコンバレーでは、コーヒーショップも他のスタートアップ同様にベンチャーキャピタルやプライベートエクイティから成長資金を調達することが珍しくない。オークランドに本拠を置く「ブルーボトルコーヒー」は2015年の初めに調達した7,500万ドルを含め、これまでに総額1億2,000万ドルを調達している。もう少し規模の小さい「サイトグラスコーヒー(Sightglass Coffee)」には、ツイッターのジャック・ドーシーが出資している。

フィルズコーヒーは、2002年にサンフランシスコのミッション地区で営業をスタートした。創業以来、15年間で総額7,500万ドルを調達し、今では34店舗を運営している。ジェーバーと彼の父親で創業者のフィルは、2017年中に全米4都市で50店舗まで増やすことを目標としている。

取締役には元アップル幹部も

「5月にTPGと面談するまでは新たに資金を調達する計画はなかった」とジェーバーは述べ、TPGに熱心に口説かれて成長を加速させることを決意したという。TPGのオフィスの外ではフィルズコーヒーのトラックが営業しており、TPGのパートナーたちは長年の常連客だった。TPGのパートナーであるサンジェイ・バンカーとジム・クールターは、フィルズコーヒーの取締役を務める元アップル幹部のロン・ジョンソンからジェーバー親子を紹介され、ひと夏で100時間もジェイコブと面談してフィルズコーヒーの事業について理解を深め、出資を決断したという。今回の出資を機に二人はフィルズコーヒーの取締役に就任した。

1/2ページ

最終更新:9月15日(木)18時0分

Forbes JAPAN

記事提供社からのご案内(外部サイト)

Forbes JAPAN 2016年10月号

株式会社アトミックスメディア

2016年10月号
8月25日(木)発売

890円(税込)

Forbes ID 無料会員登録を受付中!
今ならもれなく電子版最新号をプレゼント

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

地球外生命を宿しているかもしれない1つの惑星と3つの衛星
地球外にも生命はいるのでしょうか?NASA(アメリカ航空宇宙局)の惑星科学部門の部門長であるジェームズ・グリーンと一緒に、地球外生命を宿していそうな場所を太陽系内の中で探してみましょう。 [new]