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「リッツ」「オレオ」を手放したヤマザキビスケットに勝算はあるのか?

プレジデント 9月15日(木)6時15分配信

■ライセンス契約解消で売上高の4割が消滅

 山崎製パンの子会社、ヤマザキ・ナビスコの米モンデリーズ・インターナショナルとの技術や商標に関するライセンス契約が8月末で終了した。これに伴い、ヤマザキ・ナビスコは9月1日から商号をヤマザキビスケットに変更。クラッカーの「リッツ」「プレミアム」、クッキーの「オレオ」「チップスアホイ」などの製造を8月末日、残余在庫の販売は11月末日までに終える。このライセンス契約終了により、1970年の提携から46年続いたヤマザキ・ナビスコの「ナビスコ」ブランドは幕を閉じた。

ヤマザキ・ナビスコの「リッツ」や「オレオ」など4商品の製造が終了した。

 2016年2月、山崎製パンが「リッツ」「オレオ」の製造・販売を終了すると発表すると、「リッツ、オレオがなくなる? 」「ヤマザキナビスコカップはどうなる? 」といった悲鳴に似た声がネット上であがるほど、日本の消費者に馴染みのある「ナビスコ」ブランド。なかでも「リッツ」「オレオ」など主力4商品の年間売上高は約150億円で、ヤマザキ・ナビスコの売上高の約4割を占めている。

 この「ナビスコ・ショック」は親会社の山崎製パンの株価にも影響。ライセンス契約終了の発表があった翌営業日の株価が1割も下落した。「積み上げてきた営業努力が水の泡になってしまう」という山崎製パン飯島延浩社長の記者会見での言葉からも、苦渋の決断だったことがうかがえる。2015年12月期のヤマザキ・ナビスコの売上高、営業利益はともに過去最高だったために、なおさらだろう。

 9月から「リッツ」「プレミアム」「オレオ」などは海外で生産され、販売はモンデリーズの日本法人、モンデリーズ・ジャパンが継続する予定。ヤマザキ・ナビスコ独自の技術で開発した「チップスター」「エアリアル」「スリムサンド」などの製造・販売はヤマザキビスケットが継続。9月から新ブランドのクラッカー「ルヴァン」を投入することで、穴埋めを図る構え。今後、新製品を順次投入していき、菓子部門全体でテコ入れを進めていく。

 さらに、これまでライセンス契約で制限されていた海外事業にも取り組み、東南アジアをはじめとする海外市場にも展開していく。

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最終更新:9月15日(木)13時5分

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