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イチ地方野菜「水菜」が全国区になった仕掛け

ダイヤモンド・オンライン 9月15日(木)11時0分配信

 借金、補助金、農薬、肥料、ロス、大農地、高額機械、宣伝費ぜんぶなし! 
しかも、夫婦2人、初期投資は143万円だけ! 
なのに、年間売上1200万円、所得(利益)600万円も「幸せに稼いでいる」人物が、石川県能美市にいるという。
東京から金沢まで約2時間半、そこから在来線で30分。そこにいるのは……ビニールハウス4棟、サッカーコートの半分、通常農家の10分の1の耕地面積=たった30アールしかない「日本一小さい専業農家」で、「菜園生活 風来(ふうらい)」代表の西田栄喜氏(48)。
かつてオーストラリア中をオートバイで走っていた西田氏は、元バーテンダー、元ホテル支配人だったという。
いま、風来では、「怪現象」が起きている。
それは、2000円の野菜セットに送料2800円(沖縄)出す人もいて、野菜セットは「3週間待ち」というのだ。
日本海を臨む「日本一小さい農家」で、いったい何が起きているのか? 
『農で1200万円! ――「日本一小さい農家」が明かす「脱サラ農業」はじめの一歩』が発売されたばかりの著者に、イチ地方野菜「水菜」が全国区になった仕掛けを語ってもらおう。

● なぜ、伝統野菜が見直されているのか? 

 春夏秋冬と四季があり、南北に細長い日本。
 国土が狭く島国ということで、とても自然のバラエティに富んでいます。
 全国各地には、それぞれの地域で長らく栽培され、親しまれてきた野菜が数えきれないほどあります。

 かぶは80種類以上、大根にいたっては100種類以上あると言われています。

 そんな古くから地域に密着した伝統野菜が見直されてきています。

 たとえば、「京野菜」(加茂なす、京みずな、聖護院蕪<しょうごいんかぶ>など)、「なにわ伝統野菜」(毛馬胡瓜<けまきゅうり>、金時人参<きんときにんじん>、天王寺蕪<てんのうじかぶら>、泉州黄玉葱<せんしゅうきたまねぎ>など)、「加賀野菜」(五郎島金時<ごろうじまきんとき>、加賀れんこん、加賀太きゅうり、金時草<きんじそう>、源助だいこんなど)などが有名ですが、実は明確な定義はありません。

 共通しているのは……

 ●種が日本在来のもの
●古くから栽培されているもの
●その地域にしか存在しないもの

 とされていて、ざっくり言うと、「日本各地で昔から育てられてきて、その地域ならではの風土の中で、何代にも淘汰されてきて生き延びてきた種」となります。

 現在は、各地域の伝統野菜も種類が決められたりと、各地で基準ができるようになってきました。

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最終更新:9月15日(木)11時0分

ダイヤモンド・オンライン

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