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自宅駐車場も貸し出せる!パーキングビジネス驚きの進化

ダイヤモンド・オンライン 9月15日(木)6時0分配信

 商談にクルマで出かけたが、あいにくコインパーキングは軒並み満車。一方通行の道路をくねくねたどって、ようやく空き駐車場を見つけたものの、取引先からだいぶ離れてしまい、アポイントの時間も迫って冷や汗が出てきた――。

 多くのビジネスパーソンが、そんな経験をしているのではないだろうか?  

 従来のWebサイトやアプリで探せるのは、近隣の駐車場の収容台数と料金くらいのもの。しかし、今やスマートフォンの普及を受けて、どの駐車場がいま空いているのかという、いちばん肝心な情報を提供してくれるアプリもちらほら出てきた。

 コインパーキング業界首位のタイムズ(全国に約1万5000拠点を展開)が提供する「タイムズ駐車場検索」では、近隣にある同社駐車場のリアルタイム空車/満車状況が色分けにより、一目瞭然に見てとれる。また、カーナビアプリの「Yahoo! カーナビ」も、全国2万4000ヵ所以上の駐車場を対象に同様のリアルタイムの空車/満車状況を提供することで、「Googleマップ」との差別化を図っている。

 おかげで、ドライバーにとって、駐車場探しはどんどん便利になりつつある。しかし半面、地域最安値の駐車場までが簡単に探せるようになったことで、駐車場オーナーはますます激しい競争にさらされるようにもなった。そこで注目が高まっているのが、既存の自宅駐車場や月極駐車場などの遊休スペースを貸し出すシェアリングサービスだ。スマホアプリに登録するだけという手軽さで、空いたまま無駄になっている区画を賃貸しできるようになったことが、その背景にある。

● 既存コインパーキングより 安い料金設定はなぜ実現できるのか? 

  「軒先パーキング」が2012年10月に、「akippa」が14年4月にサービスを開始し、急成長を続けていることで、駐車場シェアリングというサービスの認知度が高まりつつある。

 コインパーキングを新たに開設するには、車輪止めなどの設備や機材に300万円ほどの初期費用がかかるが、スマートフォン経由でのクレジットカード決済とすることでそれがゼロになり、しかもアプリで検索対象になることで費用をかけずに宣伝までも行えることが、駐車場オーナーにとっての大きなメリットだ。

 一方ドライバーにとっては、駐車料金が周辺の相場より安く設定されているうえに、コインパーキングと違って予約ができることが何よりの嬉しさだ。駐車場探しのために早めに着く必要もなく、すぐにクルマを駐められるからだ。

 野球場やコンサート会場などのイベント施設は、開催日に来場者が集中するため、コインパーキングなどの駐車施設がオーバーフローし、クルマで来たものの駐める場所がないという事態が頻発していた。それが、個人宅の駐車場でさえも簡単に転用できる駐車場シェアリングの仕組みのおかげで、誰もが参入できるようになり、需給のミスマッチ解消に一役買うとともに、遊休駐車場の所有者にビジネスチャンスをもたらすことになったのだ。

 akippaはそうしたニーズをつかんで駐車場物件数を全国で7000拠点(16年9月初旬時点)にまで増やしており、コインパーキング業界でタイムズ、三井のリパークに次ぐ第3位となっている。サービス開始から2年半弱でのことだから、驚異的な成長率と言えるだろう。

 ちなみにakippaも、軒先パーキングも、貸出しは1日単位となっている。ただしakippaは、16年3月から本拠地である大阪市内で15分単位の時間貸しの試験運用も始めており、対象エリアを東京や名古屋などに順次拡大していく予定でいる。時間貸しに対応できれば、冒頭の例のような短時間利用のビジネス客にも使ってもらえるから、コインパーキングと同じ土俵で戦えるようにもなる。イベントや観光地中心の従来のビジネスから大きく飛躍できるのだ。

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最終更新:9月15日(木)6時0分

ダイヤモンド・オンライン

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