ここから本文です

ソフトウエア関連などの好業績中小型株狙いです

会社四季報オンライン 9月15日(木)20時31分配信

 日経平均株価は5日の取引時間中につけた1万7156円が目先の天井となったようで、その後は調整が続いています。調整に転じた要因の一つに、高値を更新しながらもここ最近は小動きの状況が続いていた米国株の軟調な展開が挙げられるかもしれません。

 ニューヨークダウは200ドル安、300ドル安と、下落のときはいつも大胆です。短期的な上昇トレンドが転換し、モミ合いトレンドに移行する可能性が高いのではないと考えています。同様に、ナスダック指数も7日に5287.61ポイントまで上昇して最高値を更新した後は調整局面入りしています。

 もっとも、米国市場が大きく下落すると、翌日の日本株市場はこれまで大幅調整を余儀なくされることが多々ありました。しかし、最近は日銀による1日当たり700億円超のETF買いが継続的に行われていることもあって、日経平均が大幅に下押すことはありません。

 一方、8月末ごろから、東証マザーズ指数が短期的に底打ちしそうと考えていたので、物色の面では中小型株や新興株市場銘柄に軸足を移し始めていました。東証マザーズ指数のチャートは現在、三角保ち合いの下限に沿って推移しており、当面はモミ合いトレンドへ移行すると見ています。

■ 好決算で動意後の弱含み局面で購入

 中小型銘柄では、ソフトウエアやシステム関連を中心に好業績株に買いを入れています。前回取り上げたダブルスタンダード <3925> だけでなく、サイボウズ <4776> やTDCソフトウェアエンジニアリング <4687> なども保有しています。サイボウズは、業務を効率化するグループウエアで国内シェアの高い会社。パッケージソフト、クラウドの両方で同ウエアを提供しています。

 8月12日に発表した今2016年12月期第2四半期累計(1~6月)決算は、営業利益が前年同期比48.3%増の5億8600万円と、今12月期通期計画(1億円)を上回りました。株価はこれを好感、マドをあけて上昇しました。その後は、戻り売りなどに押されて弱含みました。

 しかし、かねて同社のサービスを利用しており、周囲にも意外に使っている人が多いだけに、「いいサービスなんだろうな」と感じていました。時価総額も200億円を少し上回る程度と好みの銘柄です。このため、軟化したタイミングで購入したところ、順調に上昇。9月13日には464円まで値上がりしました。

 本当は身近なセクターの銘柄を手掛けるスタイルがいちばんやりやすいのですが、足元は半導体などハイテク関連が動意づいているので、従来とは物色対象をがらりと変えました。ただ、そうは言っても事業内容のまったくわからない銘柄をに矛先を向けるのは難しいのも事実。できれば、身近な株中心の姿勢に戻したいとも思っています。

 (毎週木曜日に掲載)

 横山利香
ファイナンシャルプランナー。出版社を経て独立。現在はテクニカルアナリストとしても活躍。投資・マネー雑誌を中心に執筆・講演活動も行っている。投資ブログ「FP横山利香のトレード日記」も執筆中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

横山 利香

最終更新:9月16日(金)16時31分

会社四季報オンライン