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「とちょう保育園」実験スタート 定員48人

デイリー新潮 9/15(木) 14:01配信

 ことの性質から都市部に多い傾向とはいえ、待機児童数ワースト・ワンという不名誉な座に就くのは、メトロポリタンならではの“悩みの種”か。

 全国で約2万3500人とされる待機児童のうち、約8400人を抱える東京都。打開策とまではいかないが、「保育園運営」という試みに打って出るという。その名も「とちょう保育園」。

 10月3日オープンの施設は、東京都人材支援事業団が設置し、現場は公募選定された社会福祉法人が運営。0~2歳までが対象の事業所内保育所で、なんと、都議会議事堂の1階部分で開所するという。

 東京都総務局人事部職員支援課の担当者によると、

「保育所なので低層階がいいだろうと探した結果、この場所に決まりました。直近は議会の執務スペースでしたが、昔は食堂として使っていたため、インフラが整っており、保育園に改装したのです」

 床は木の板張り、もちろん子供用のトイレも設置。広さは約500平方メートルあるうえ、場所柄、セキュリティも万全と言うほかあるまい。

「数百円で、簡単な朝食を親子で食べることもできますし、さらに紙オムツや、シャツや短パンなどのレンタルもあります」(同)

 聞けば聞くほど至れり尽くせりだが、問題は、わずか48名という定員。そのうちの半数は、都の職員と近隣企業の従業員に枠が設けられ、残り半分が都庁の建つ新宿区民の枠に。フルタイムで働く親の子だけでなく、3カ月ごとに募集する定期利用も可能だが1日2名限定と、いずれも狭き門だ。

「都も自分たちで作ってみようと、以前からの念願だったのです。これを機に、シンボリックなものにしたいと考えていますが、どういうニーズがあるか判りませんので、いろいろと試して行くつもりです」(同)

「週刊新潮」2016年9月15日号 掲載

新潮社

最終更新:9/15(木) 14:01

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