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クリエーターが語るVRの課題と対策、そして未来【TGS2016】

日経トレンディネット 9月15日(木)18時20分配信

 2016年9月15日、千葉・幕張メッセでスタートした東京ゲームショウ2016のイベントステージで、「VRマーケットの展望」と題した基調講演が行われた。拡大しつつあるVR市場について、ソフト・ハードそれぞれの側面から見た市場の難しさ、可能性などについて話し合われた。

【関連画像】バンダイナムコエンターテインメント CS事業部 第1プロダクション プロデューサー/ゲームディレクター・玉置氏

 ソフト面から見たVR市場をテーマにした前半には、カプコンの技術開発室副室長・伊集院勝氏、セガゲームスのプロデューサー・林誠司氏、バンダイナムコエンターテインメント のプロデューサー/ゲームディレクター・玉置絢氏が参加。伊集院氏は全編VR対応となった『バイオハザード 7』、林氏は10月配信予定の『初音ミク VRフューチャーライブ』、玉置氏は10月リリース予定のVR恋愛ゲーム『サマーレッスン:宮本ひかり セブンデイズルーム』などを挙げ、VRに移行したことで従来のゲームコンテンツづくりがどう変わったかなどについて話をした。

2DキャラをVR世界に入れても、人間に見えない

 「VRでは、非VRのゲームをそのまま持ってきてもゲームにならない。ありとあらゆる再修正が必要だった」と伊集院氏。また林氏は「すべての角度から視聴できるVRでは、2Dで許されていたごまかしがきかない」と言う。玉置氏が語った「2DでかわいいキャラクターをVRの世界に入れてみても、人間に見えない」というのは興味深い。

 3人の話で共通していたのは、VRコンテンツが次に目指しているのが“仮想現実”体験の共有という点だ。VRの世界に欠けているのは皮膚感覚ともいわれるが、それよりも先に複数のプレーヤーで1つのVRゲームを楽しむ時代が来るのかもしれない。

 基調講演の後半は、ハード面から見たVR市場。米サンフランシスコに本社を置き、視線追跡型VRヘッドマウントディスプレー(HMD)を開発しているFoveのLochlainn Wilson氏と、「Vive」がHMDの定番となりつつある台湾HTCのRaymond Pao氏が登場。それぞれ自社のVR製品の特徴を紹介するとともに、VRプラットフォームが抱える課題と対策、ソフトメーカーへの支援態勢、ハード面から見たVRの可能性などについて語った。

 話題のVRコンテンツ/ハードウエアは、東京ゲームショウ2016 10ホールのVR体験ゾーンで楽しめる。

(文/堀井塚高、写真/稲垣純也)

最終更新:9月15日(木)18時20分

日経トレンディネット

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