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【MLB】安定感抜群の呉昇桓は来季もカージナルス。ワイルドカード争いへ、望まれる早期復帰

ベースボールチャンネル 9/16(金) 6:50配信

防御率1点台、カージナルスの守護神に

 今シーズン、セントルイス・カージナルスのブルペンで最も安定感のある呉昇桓。韓国時代、日本時代に「石直球」と呼ばれた150キロ台の重い球は、メジャーでも威力を発揮。躍動感のある投球フォームで、強打者たちを次々と手玉に取ってきた。

 2年連続40セーブをマークしている守護神のトレバー・ローゼンタールは、夏場に故障し離脱。そんなチームの危機的状況を、メジャー1年目の呉昇桓が見事に救った。9月14日現在ですでに70試合に登板。72.1イニング、4勝3敗17セーブ、防御率1.87という素晴らしい成績で、カージナルスのブルペンを支えている。

 今やチームにとってなくてはならない存在となった呉昇桓。『St.Louis post-Dispatch』 のデリック・ゴールド記者は、自身のツイッターで呉昇桓の来季の契約に関し、下記のように報じている。

With his 30th game finished Friday night, Oh vested the $2.75-million option for 2017
呉昇桓は(9月9日)金曜日の試合で、今季30試合目を締めくくり、2017年の契約オプション275万ドルを勝ち取った。

 これにより来シーズンもカージナルスのブルペンを支えることとなった呉昇桓。しかしながらここ数試合、本来であれば登板する場面においても、呉昇桓はベンチを温める日が続いている。

足の痛みに悩まされ、ここ数日は登板できず

 公式サイト『Mlb.com』では、呉昇桓の状態をbothered by soreness in his groin since his outing on Friday(金曜日の登板以来、彼は足の付け根の痛みに悩まされている)と報じており、故障者リスト入りするほどではないものの、コンディションが良くないことが判明。現在はセットアッパーのシーグリストが代役クローザーとしてマウンドに上がっている。

 呉昇桓はIt's getting better day by day, and I should be ready to go pretty soon(日に日に良くなっている、すぐに復帰できるはずだ)とコメントしているものの、疲労の蓄積がピークに達していることは否めない。

 もちろん、これまで大車輪の活躍を見せてきた呉昇桓を使えないとなると、チームとして非常に痛手だ。早速9月11日のブルワーズ戦では、同点で迎えた9回の表に、代役クローザーのシーグリストが勝ち越しホームランを浴び、敗戦。連日激しいワイルドカード争いが繰り広げられているだけに、何とも手痛い1敗となってしまった。

 デリック・ゴールド記者は、9月13日に自身のツイッターでOh was not available tonight, still. Dealing with soreness in the groin (足の付け根の痛みにより、呉昇桓は今夜もまだ登板できない)と、ファンに向けて呉昇桓の状態を連日報じている。

 幸い、昨年までのクローザーであるローゼンタールが故障者リストから復帰間近と、『St.Louis post-Dispatch』をはじめ、現地メディアは報じており、何とか最悪の状況は免れそうだ。

 とは言え、呉昇桓の安定感は群を抜いており、マシーニー監督からの信頼も抜群。ワイルドカード争いを制するためには、『石直球』の早期復帰が不可欠だ。


松田卓也

ベースボールチャンネル編集部

最終更新:9/16(金) 6:50

ベースボールチャンネル

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