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スッピンでのお出かけはいかが?

ハーパーズ バザー・オンライン 9/16(金) 22:47配信

MTVビデオ・ミュージック・アワードは、ほかのレッドカーペットイベントと同じく、女性セレブたちのファッションやヘアメイクが大きな注目を集め、場を盛り上げ、しばしば徹底的に精査される機会だ。 
 
今年のMTVビデオ・ミュージック・アワードも同様だったが、視線を奪う衣装が次々と登場し、ニュースのヘッドラインを飾るようなパフォーマンスや印象的な受賞スピーチなどがあったにもかかわらず、多くのソーシャルメディアユーザーが、会場へスッピンで現れたアリシア・キーズの決断に注意を引かずにはいられなかった。 
 
結果として、35歳は彼女のツイッターアカウントを通じてコメントせねばと感じたようだ。

「ハイ! 私はスッピンを選んだけど、メイクアップに反対という意味ではないわ。みんなもそうでしょ?」

というわけで、なぜ女性がノーメイクでいることが、いまだに革命的なことだとか、コメントするに値するとさえ思われるのだろうか?

キーズに続く女性たちは、彼女の決断に驚くことはなかっただろう。彼女は5月に、レナ・ダナムのウェブサイト「lennyletter.com」で、“Time to Uncover”という公開レターを書き、メイクすることを公に非難したからだ。それ以来彼女は、大きな注目を集めた7月の民主党全国大会を含む多くの公の場で、スッピンで登場してきた。

もちろん、マスカラやチークやリップスティックを排除すると誓ったのはキーズひとりではない。シンガーソングライターのアレッシア・カーラもまたビデオ・ ミュージック・アワードにスッピンで出席したし、クレマンス・ポエジーは2015年の初めに素顔をさらしたことで評価された。そしてメリル・ストリープとティルダ・スウィントンも、だいたいいつもほとんどメイクをしないで現れる。

ときには、うっすらと肌をカバーすることとスッピンに、違いがほとんどないこともあるはずだ。もしもラッキーなことにあなたが完璧な美肌なら、あなたは完全なスッピンとは言えないという仮説が立つのももっともだろう。例えば、キーズはビデオ・ミュージック・アワードの後、ソーシャルメディアで、色付きの保湿液を密かにつけていたと非難されたのだ。彼女はスッピンだと間違った主張をして、大衆をある意味騙したのかもしれないことは、この問題に含みがあることを表している。
 
なぜ、そしていつ女性がメイクをするのか、あるいはしないのかを決める理由は複数ある。「美しく見せ、また美しいと感じるため」「自分自身を鼓舞するため」といったような理由は、「基本的にいつも」から「まったくしない」まで広がるメイクの頻度と同様に、メイクする・しないどちらのカテゴリーにも当てはまるものだろう。  
 
「スッピン風メイク」は、昨今のキャットウォークで確固とした存在となっている。きちんと肌を整え、つけまつげにラインを縁取った唇で君臨するカーダシアン姉妹は、トレンドではないとほのめかしているのかもしれない。しかし、フルメイクでいる方がよりハッピーであろうと、スッピンでいるのに満足していようと、結局はあなた次第なのだ。その一方で、このトピックが話題になるような事態が、なるべく早くなくなることを願おう。

最終更新:9/16(金) 22:47

ハーパーズ バザー・オンライン

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