ここから本文です

ビッグセーブは最後の手段。ドイツが優秀な守護神を輩出し続ける理由。GK大国の理論的整理

フットボールチャンネル 9/16(金) 10:20配信

 マヌエル・ノイアーを筆頭に、優秀なGKを数多く輩出しているドイツ。これまでもキーパー大国として名高かった同国ではあるが、なぜレベルの高い守護神を生み出し続けることができるのだろうか。その土壌について考える。(取材・文:中野吉之伴【ドイツ】)

【動画】本田、得点を生む“6つの技”を伊メディアが動画で紹介

GKのステータスが高いドイツ

 ピッチ上で唯一ボールを手で扱えるGKはサッカーにおいて非常に特殊で、同時にGKのレベルがその試合の質にかかわってくるといっても過言ではないほど重要なポジションだ。

 フィールドプレーヤー以上にミスが失点に直結してしまうポジションではあるが、レベルの高いGKがいると簡単にゴールが決まらないので試合の緊迫感がギュッとしまる。名勝負の裏には必ずと言っていいほどGKの優れた仕事ぶりがあるのだ。

 そんなGKの分野で疑うことなく世界トップに君臨しているのがドイツだろう。現代表正GKマヌエル・ノイアーが素晴らしいからだけではなく、そこに続くGKのレベルが他のどの国と比較しても高い。

 ベルント・レノ(レバークーゼン)、テア・シュテーゲン(バルセロナ)、ケビン・トラップ(パリSG)、ロン=ロベルト・ツィーラー(レスター)、ティモ・ホルン(ケルン)、ロリス・カリウス(リバープール)、オリバー・バウマン(ホッフェンハイム)など、数え上げたらきりがない。なぜドイツにはこうも優れたGKが続々と生まれてくるのだろうか。

 第一に挙げられるのはGKのステータスが高いこと。ファンは憧れる選手のユニフォーム姿でスタジアムに集うものだが、ドイツではGKユニフォームを身にまとうファンが非常に多い。テレビではブンデスリーガのハイライトが放送されるが、ゴールシーンやスター選手の足技ばかりではなく、GKによるセーブシーンも数多く取り上げられる。

 絶体絶命のピンチに守護神としてゴール前に立ちふさがる彼らの雄姿。チャンスを逃し悔しがる相手を前に、涼しげな顔で小さくガッツポーズする姿はかっこいい。だから大人だけではなく、子供たちにとってもGKとは、貧乏クジを引かされてイヤイヤやるポジションなどではなく、他の子供達と競り合いながら勝ち取りたいポジションなのだ。

1/3ページ

最終更新:9/16(金) 15:35

フットボールチャンネル

記事提供社からのご案内(外部サイト)

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。