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ELで格下にまさかの完敗。課題だらけのインテルの現状

SOCCER DIGEST Web 9/16(金) 13:24配信

指揮官の迷いが窺えるバネガの起用法。

 インテルの迷走が続いている。
 
 9月15日に開催されたヨーロッパリーグ1節のハポエル・ベエルシェバ(イスラエル)に、0-2で敗れたのだ。19年ぶりの欧州カップ戦出場となる格下相手に、ホームで黒星を喫したダメージは小さくない。
 
 序盤からボールを支配しながら、決定機はほとんど作り出せず、前半のそれはエデルの強烈なシュートがポストを叩いたシーンぐらい。むしろ、敵のカウンターからピンチを招く場面のほうが目に付いた。
 
 後半から温存していた司令塔エベル・バネガをピッチに送り出したものの、状況は変わらず。逆に、54分にセットプレーからあっさり先制を許してしまう。
 
 フランク・デブール監督は、ここで右ウイングのジョナタン・ビアビアニーに代えて新加入のアントニオ・カンドレーバを投入する。サイドからの崩しに期待したこの交代も、まったく効果をもたらさなかった。
 
 69分には、ハポエル・ベエルシェバのMFマオーロ・ブザグロに直接FKを叩き込まれ、ビハインドは2点に。たまらず主砲マウロ・イカルディを投入したものの、時すでに遅し。反撃するどころか、終盤はピンチの連続だった。
 
 これで今シーズンの公式戦は、1勝1分け2敗。唯一の白星を挙げたペスカーラ戦(セリエA3節)も後半ロスタイムのイカルディのゴールで何とか逆転したとはいえ、敗れてもおかしくない内容だった。
 
 就任して1か月のデブール監督は、3-5-2、4-3-3、そして4-2-3-1と様々なシステムを試行錯誤しているが、いずれも機能したとは言い難い。とくに迷いが見て取れるのがバネガの起用法で、トップ下に置くのか、中盤の底でレジスタとして起用するのか、決めかねているのが現状だ。
 
 また、最後の30メートルで局面を打開するクオリティーとアイデアに欠けるという昨シーズンからの課題も、いまだに解決していない。
 
「ゲームを支配していたが、失点によって混乱してしまった」
 
 指揮官がハポエル・ベエルシェバ戦後に語った通り、リードを奪われた途端にバタバタしてしまう悪癖も相変わらずだ。
 
 9月18日には、ユベントスをホームに迎える大一番(セリエA4節)が控えている。開幕3連勝と盤石な絶対王者を相手にデブール監督が講じる手は、はたしてあるのだろうか。
 
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
 

最終更新:9/16(金) 13:24

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