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「初のCLでまさかのベンチ外」という事態に、岡崎慎司が考えたこと

webスポルティーバ 9/17(土) 18:50配信

 欧州の舞台で、レスター・シティが第一歩を踏み出した。

 クラブ・ブルージュとのチャンピオンズリーグ(CL)グループリーグ第1節に挑み、敵地で3-0の勝利を収めた。アウェーマッチに駆けつけたレスターサポーターも、歴史的な瞬間に酔いしれた。

【写真】その頃、香川真司は岡崎のことを気遣う発言を

 しかし、歓喜に湧くイレブンのなかに、岡崎慎司の姿はなかった。遠征には帯同していたものの、クラブ史上初となるCLの初戦で、まさかの「ベンチ外」──。紺のクラブスーツに身を包み、スタンドから戦況を静かに見守った。キックオフの2時間前にメンバーから外れたことを知らされたという日本代表FWは、時折苦笑しながら胸の内を明かした。

「メンバーから外れたことがわかった瞬間は、本当に落胆しました。せっかくCLで、『もしかしたら出られるかもしれない』っていうところまで来たのに......。ベンチ外で一切出られないことがわかってしまうのは、やっぱりキツイですね。

 自分はずっと試合に出ていたし、(ベンチ外は)あり得ないと言ったらあり得ないと思うんですけど。まあ、『最悪の場合はサブかなぁ』というところもあった。今日も準備してましたし、ほんとに『出たい』っていう強い気持ちでいました。ここまで一気に突き落とされたことはなかった」

 このブルージュ戦まで、岡崎は3試合連続で先発出場。チームに安定感をもたらす日本代表FWの貢献度から考えれば、「先発濃厚。最低でもベンチスタート」の線が強いように思えた。ところが、フタを開けてみると、クラウディオ・ラニエリ監督は188cmの長身を誇る新戦力のFWイスラム・スリマニを先発で起用。その理由を指揮官は、「セットプレーで高さが必要だった」とし、ベンチ外の岡崎についても、「起用できず悲しかった。5人のFWを使うことはできない」と説明した。

 今夏の移籍市場でスリマニとアーメド・ムサが加わり、FWの2トップ枠を5選手で争うことになった。7名のベンチ交代枠についても、ポジションのバランスを考えれば、FWは2名になる公算が大きい。2トップのレギュラー争いはもちろん、ベンチ入りについても競争が激しくなることは間違いない。

 前節のリバプール戦では調整不足でスリマニが欠場したが、5名のFWが揃った最初の試合で、メンバーから外れたのが岡崎だった。「(CLで)本当に使ってほしいなと思います。いい準備もできている」とキャリア初となるCLについて決意を語っていたが、指揮官からゴーサインが出ることはなかった。おそらく今後も、ローテーションのなかでスタンド行きを命じられる可能性はある。

 そのなかで、いかにレギュラーの座を勝ち取っていくか──。スピードと決定力を兼備するジェイミー・バーディーと、高さと水準以上の俊敏性を持つスリマニ。速さのあるムサ、高さで勝負できるレオナルド・ウジョアと、それぞれにわかりやすい個性がある。

 岡崎はハードワークが高く評価されているものの、本人としてはゴールを重ねて、絶対的地位を築きたいと考えている。アグレッシブに走り回りながら、同時にゴールも奪えるFWへ──。それこそが、岡崎がレスターで追い求めているストライカー像である。

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最終更新:9/17(土) 18:50

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