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見えない球を追え、体を張った攻防戦 ゴールボール

NIKKEI STYLE 9/18(日) 7:00配信

 ゴールボールは視覚障害者が3人1組のチームとなり、ボールを転がして得点を競う球技だ。リオデジャネイロ・パラリンピックで2連覇を狙った女子日本代表は準々決勝で中国に敗れたが、若手の活躍も見られ、2020年の東京パラリンピックに向けた手ごたえも感じられた。4年後の日本代表の飛躍を期待しながら、ゴールボールの基本ルールや見どころを押さえてみよう。
 ゴールボールは第2次世界大戦中、視覚に傷害を受けた軍人のリハビリ目的で考案され、1976年のトロント大会からパラリンピックの正式種目になった。国際大会では視力に障害がある選手のみが出場するが、国内大会は晴眼者も出場できる。
 コートでゴム製のボールを転がし、相手ゴールに入れば1得点。オフェンスチームが転がしたボールをディフェンスチームの3人は体を使って防ぐ。これを交互に行い、前後半各12分の合計点を競う。

■「鈴の音」に集中

 プレーヤーはスキー用ゴーグルのような形状のアイシェード(目隠し)をつけ、完全に目が見えない状況で競技する。試合中、プレーヤーがアイシェードに手をかけると反則になる。ボールには鈴が入っており、鈴の音を頼りにボールの位置を把握する。プレー中は選手、コーチともに声を発することが制限されているため、鈴の音や足音を聴きながら、ボールの軌跡や相手の動きを読む集中力が求められる。
 ボールの重さは1.25キログラム。大きさはバスケットボールとほぼ同じだ。コートのサイズはバレーボールと同じ18メートル×9メートル。ラインテープには触れて確認できるように、たこひもを入れてある。ゴールの高さは1.3メートル。幅は9メートルだ。
 ボールを転がすといっても、そのスピードは速い。オフェンスチームの投球者の手を離れてからディフェンス側のゴールに届くのに、男子ならば約0.5秒、女子でも約0.8秒といわれるから、片時も気が抜けない。ディフェンスは体を投げ出しながらボールを止めてゴールを守る。
 日本ゴールボール協会の増田徹理事はリオ大会の結果を受け止めながら「世界各国のチームが日本を研究して、かなり強くなってきている」と実感したという。そのうえで「今後も日本は守備が要。パーフェクトディフェンスを目指すべきだ」と強調する。女子日本代表は3人のプレーヤーのうち、センターだけが前に出て、サイドが下がって守る三角形のフォーメーションだったが、サイドの選手も前に出て守備をする形にして守備力を強化してきた。だが、リオ大会では中国の投球力が日本の守備を上回った。強力なショットで攻められ、序盤のリードを守れなかった。

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最終更新:9/18(日) 7:00

NIKKEI STYLE

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