ここから本文です

子猫を里親に出す際の注意 譲渡の条件を書面に残すべき

NEWS ポストセブン 9月18日(日)16時0分配信

 人間に癒やしを与えてくれるペットだが、子供を産んだ時に困ってしまうことも少なくない。神奈川県に住む46才のパート勤務女性から、こんなお悩みが届いた。

「愛猫が子猫を3匹産みました。里親に出したいのですが、大切にしてくれる人でないと不安で…。募集はどう出せばいいのか、また、どういう約束をしたらいいのでしょう」

 そこで、ペット法学会理事でペットに関する事件・トラブルなども取り扱う弁護士の杉村亜紀子さんが、解決策を教えてくれた。

 * * *
 里親募集には、決まりがありません。飼いたい人がいないか知人に聞いたり、動物病院などにチラシを貼らせてもらったりして、飼い主を募るのが一般的です。最近では、里親募集の専用サイトを利用するかたも多いようです。

 法律上、ペットを無料で譲ることは“贈与契約”に該当します。これは、自分の財産を無償で第三者に譲ることで、渡した後は、取り戻せません。

 万が一問題があった場合に取り戻したいと思うのであれば、贈与する際、相手方に一定の負担を負わせる“負担付贈与”契約にしましょう。この契約なら、約束が守られていないと判明したら、ペットを取り戻せます。この約束は、“大切に育てる”などの抽象的なものではなく、“生後10か月までに避妊・去勢手術を受けさせる”“完全室内飼いとする”“定期的に写真などで近況を報告する”など、できるだけ詳しく、かつ具体的な譲渡条件を設定しておかなければなりません。

 そして、譲渡条件は書面に残すことが大切。お互いに内容を確認した上で、署名・押印をして保管しましょう。書面作成は、弁護士に依頼するか、個人で作成しても問題ありません。

 トラブルを防ぐには、ペットを渡す前に相手を見極めることが何よりも大切です。

 例えば、長年里親をサポートしている民間団体では、年齢、資産、飼育環境などについて厳しい条件を定めています。飼育にあたっても遵守事項を設けるとともに、事前に面談をし、引き取る子を一定期間育ててもらった上で、最終的に里親になってもらうかどうか判断するなど、事前の審査を慎重に行っています。

 さらに、里親になった後も定期報告をさせ、様子を見に行くなどして、遵守事項を守っているか確認をしている団体も。

 厳しすぎると思うかもしれませんが、すべては不幸なペットを生まないための飼い主の務め。素敵な家族を見つけてあげてください。

※女性セブン2016年9月29日・10月6日号

最終更新:9月18日(日)16時0分

NEWS ポストセブン

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

暗闇で光るサメと驚くほど美しい海洋生物たち
波のほんの数メートル下で、海洋生物学者であり、ナショナルジオグラフィックのエクスプローラーかつ写真家のデビッド・グルーバーは、素晴らしいものを発見しました。海の薄暗い青い光の中で様々な色の蛍光を発する驚くべき新しい海洋生物たちです。彼と一緒に生体蛍光のサメ、タツノオトシゴ、ウミガメ、その他の海洋生物を探し求める旅に出て、この光る生物たちがどのように私たちの脳への新たな理解を明らかにしたのかを探りましょう。 [new]