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いくらノートをきれいにとっても東大には合格できない<開成→東大文Ⅰ→弁護士が教える 一生役立つ「独学」のコツ>

幻冬舎plus 9月18日(日)6時0分配信

鬼頭 政人

 
 世の中には、難関といわれる試験をたやすく突破する人もいれば、何年頑張っても成果の出ない人もいます。この差はいったいどこから出てくるのでしょうか? やっぱり合格する人は、生まれつき優秀だからなのでしょうか? 
 開成→東大文Ⅰ→弁護士と、いわゆる難関試験を突破し
『結局、ひとりで勉強する人が合格する』を執筆した鬼頭政人さんによると、合格できるかどうかの分かれ道は、「独学のコツ」を知っているかどうかだといいます。ポイントは、いかに効率よく勉強し、それを持続させられるか。この連載では、いちど身につければ一生役立つ、独学のコツをご紹介いたします。

<ノートをきれいに取る必要はない>

 少し前に太田あやさんの『東大合格生のノートはかならず美しい』(文藝春秋)という本がはやりました。それから「方眼ノート」や、それを使いこなすための書籍もたくさん出版されました。みなさん「ノートをきれいに書く」ということへの執着が強いのだなあと感じます。

 ただ、はっきり言って、この“執着”には意味がありません。わかりやすくきれいにノートをとるにはどうしたらいいのか――。そう考えているとしたらあなたも、ノートの役割がまったくわかっていないと言えます。

 正直、私は東大生で美しいノートにこだわっている人を見たことがありません。私が中学高校を過ごした開成でも、ノートが汚い人は非常に多かったです。『東大合格生のいちばん多い開成生のノートは本当に汚い』という後追い本を出したら、売れるのではないかと思うほどです。

 自分のノートの内容を後から見返してわからない、というレベルまでいってしまうとそれはそれで重症ですが、きれいにわかりやすく整理されたノートをとっている、というのも同じくらい重症なのです。

 何が問題なのか、詳しく解説しましょう。

 まず「ノートがきれい」という場合、そこには2つの意味があります。1つは「多くの情報が整理して記載されている」ということ、もう1つは「単純に字がきれい」ということ、です。2つともに意味がありません。

 そもそも、試験勉強におけるノートの役割とは何でしょうか。「勉強したことを整理するため」「習ったことをまとめるため」といった答えが頭に浮かんだ方、完全にアウトです。ノートの役割を思いっきり履き違えています。

 試験勉強においてはインプットのための勉強道具として、必ず教科書、テキスト、レジュメといった教材があります。そしてこれらには、インプットに必要な情報がきちんと整理して掲載されています。情報の整理やまとめは、プロに任せればいいのです。

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最終更新:9月18日(日)6時0分

幻冬舎plus

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