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『RITZ』はなくなれど、沢口靖子の美しさは永遠だった!「最後のリッツパーティー」潜入レポート

@DIME 9月18日(日)16時30分配信

SMAPが解散した。

吉田沙保里が負けた。

PARCO渋谷店が一時閉店した。

永遠に続くと思ったが、モノゴトがあっけなく終わる。長く栄華を保ったものが、脆くも崩れる。その瞬間「あぁ」と肩を落とす反面、何が更新される期待感も生まれる。他人事だから、楽観的。しかし、リアルタイムで観ているとヤジウマ心もくすぐられる。

モノゴトはあっけなく終わる。これが自分に降りかかるなど想像もしてないから、ノンキなことが書けるのだ。

2016年2月16日に衝撃的なニュースが飛び込んできた。ヤマザキナビスコが『リッツ』の生産を終了すると発表したのである。これは、僕にとって大変な死活問題であった。この「勝手に宣伝部長」のコラムで時折書く、食材を食べ合わせてみたシリーズ。ジャムやソースと食べ合わせるモノとして毎度登場するのが『リッツ』。その『リッツ』が8月末で国内での生産を終了する。

知名度も高く、味もシンプルで使い勝手も良い。現状、食べ合わせの例として『リッツ』超えする食材はない。しかも、オチに困ったら沢口靖子氏の名物CMから引用し「みんなでリッツパーティーしたい」と締めることもできる具合。

先日。

日々の生活で『リッツ』の消滅を忘れていた頃、またもや衝撃的なニュースが飛び込んできた。

「沢口靖子“最後のリッツパーティー”開催」

8月19日の夜9時からインターネットTV局「Abema TV」の沢口靖子氏が登場し、最初で最後であろう公開リッツパーティーを行なうというのだ。しかも、収録場所の東京・六本木のEXけやき坂スタジオは一般人も観覧可能で『リッツ』も振舞われるとのこと。

「これは行かなきゃ」と思い、行ってきた。

夜9時ジャストに到着すると、スタジオが見えるガラス前には100人以上はいた。暑い日の雨で湿度は高く環境は最悪。だが『リッツ』を愛する仲間は、これだけ集まったのである。あまりの熱気に圧倒され、遠くから様子を見ていると、通しすがりの外国人に話かけられた。「あれはなんだ?」とたぶん聞かれた、「The last RITZ party.」と答える。

スタジオの方向から「リッツ配布します」との声が響く。こんなところに居てはならんと、列に並んでリッツをもらう。沢口靖子氏によるラストリッツパーティーなだけあって、キャビアでものった豪華なオンザリッツを貰えるのかなぁと期待していた。しかし、係員がくれたのは袋に入ったごく普通の『リッツ』…。

スタジオ中では、僕が求めていたオンザリッツタイプのパーティーが開かれていた。沢口靖子氏も間近で見られたが、まぁ美人。顔が小さく、色白、華奢、スタジオにいる誰よりも圧倒的に美女。パーティーという設定なので、出演者全員が紙で作られたキラキラのパーティー帽をかぶっていた。

しかし、沢口靖子氏のみがかぶっていない。ソコにグッときた。

出演者全員が『リッツ』を食べている。沢口靖子氏だけが一枚も食べてなくてソコにもにグッときた。

女優という存在は神秘的かつ、ある種の違和感を持つ存在。ラストリッツパーティーという狂騒の場。28年間CMを務めた主役の沢口靖子氏だけが全くはしゃいでなかった。はっきりと言えば、場から浮いていた。

最後のリッツパーティーは、『リッツ』の意思を継ぐ菓子『ルヴァン』の紹介で1時間の幕を閉じる。

亜熱帯のような気候のなかでガラス越しのリッツパーティーを眺める庶民。

涼しい部屋でリッツパーティーをする女優・沢口靖子。

その寓話的な対比を体験できた満足度の高いイベントであった。

『最後のリッツパーティー』僕ならどう宣伝するか?

『リッツ』はもうなくなるので、宣伝する必要がないだろう。ただ、『ルヴァン』のCMにも沢口靖子氏が登場するらしいので、そこに期待したい。

文・イラスト/ヨシムラヒロム

@DIME編集部

最終更新:9月18日(日)16時30分

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