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「遺伝子レベル」で免疫システムが向上? 瞑想による健康増進

Forbes JAPAN 9/18(日) 17:00配信

瞑想がさまざまな形で脳や体をいい方向に微調整し得ることは、よく知られている。脳の特定の領域の密度を増加させたり、不安やうつを軽減させる効果や、免疫力を高める効果さえあることが示されている。



もちろん、瞑想が具体的にどのように作用して、これらの効果をもたらすかは、完全には解明されていない。だが米科学誌「Translational Psychiatry」に発表された新たな研究報告は、瞑想が免疫システムにもたらす影響の裏にある、分子レベルのメカニズムを理解する上で有益だ。

研究では、効果をもたらすのは瞑想が緊張をほぐすからだけではないことも分かった。瞑想そのものに何らかの内因的な要素があり、それが遺伝子発現に変化を生じさせ、徐々に気分を高める効果さえある可能性があるようだ。

研究を実施したのは、マウントサイナイ・アイカーン医科大学、カリフォルニア大学サンフランシスコ校とハーバード大学医科大学院の研究者で構成するチーム。研究では94人の女性をカリフォルニア州にあるウェルネスセンターに集め、半数は6日間バカンスを過ごし、あとの半数は6日間瞑想を行った。

女性たちはいずれも瞑想の経験がなかったが、研究でセンターに30人の瞑想経験者グループも集めて調査を行った。参加者からは調査期間の直後、1か月後、10か月後にそれぞれ血液サンプルを採取し、どの遺伝子の発現がみられたかを分析した。

すると調査を行った2万の遺伝子に、興味深い変化が確認された。全ての参加者グループで、ストレス(炎症と創傷治癒)に関連のある遺伝子の発現に変化がみられた。特に瞑想経験者たちは、ウイルス感染への抵抗に関連のある遺伝子に変化があった。

またこのグループは、テロメラーゼ(染色体の末端部分であるテロメアが「ほどける」のを抑制する合成酵素)の活性が高まった。テロメアは時間が経過するにつれ自然に短くなり、そのことと数々の慢性疾患との関連が指摘されている。そのためテロメアの長さを伸ばすことが、より健康的な加齢につながると考えられている。

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最終更新:9/18(日) 17:00

Forbes JAPAN

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