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【FC東京×浦和】人違いの誤審? PKを与えたのは那須。しかし阿部にイエローカード

SOCCER DIGEST Web 9月18日(日)6時0分配信

警告の種類は「異議」ではなく「反スポーツ的行為」になっているが…。

[J1 2ndステージ・12 節]
FC東京×浦和レッズ
2016年9月17日/味の素スタジアム
 
 後半開始早々の47分、FC東京が先制ゴールとなるPKを獲得した場面。柏木陽介との競り合いに勝った梶山陽平がボールを持ち込み、浦和DF陣の間を抜けてゴール前へ走り込んだ中島翔哉にスルーパスを放つ。
 
 その対応に行った那須大亮の足が、後方から中島に足にかかって倒れる。そこで高山啓義主審が笛を吹きPKを宣告した。
 
 しかし、そのあと高山主審が詰め寄ったのは、那須の後方を走っていた阿部。そして、イエローカードを提示したのだ。なぜ? と阿部や他の浦和の選手は訴えたが、その時点では覆らず、試合後の公式記録にも「警告:阿部」と記された。
 
 阿部の異議が警告の対象という可能性もあった。それでも現状では、阿部の警告の対象は「C1:反スポーツ的行為」で、「C3:異議」にはなっていない。
 
 もしも単純に見誤って那須に出すべきカードを提示したのであれば、新ルールの「決定機阻止=イエローカード+PK」が採用されたことになると解釈できる。
 
 48分、そのPKを森重が冷静に沈め、FC東京に貴重な先制ゴールがもたらされた――。
 
 VTRで確認すると、阿部は中島とは明らかに接触していなかった。ただし、那須の足が中島の足に掛かっているのは確かである。実際、那須も「僕が足をかけたというより、自分が走っているところに、掛かってきた感じだった」と認めている。
 
 もちろん浦和がファウルをしたという判定自体は間違いないと言えそうで、高山主審が“よく見ていた”のは確かである。このあと、公式記録が訂正されることも考えられる。
 
 それでも浦和の主将でもある阿部は、その突然のイエローカードの宣告に動揺したかもしれないが、すぐにプレーに集中。ロングフィードで同点ゴールの起点になり、逆転勝利を呼び込んだ。
 
 試合後の阿部は「一つひとつ勝っていくことが大切。自分たちのスタイルを貫けたことこそ勝因」と、試合を振り返った。
 
取材・文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)

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最終更新:9月18日(日)6時37分

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