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【磐田】期待の新星・荒木が嬉しいJ1デビューも、課題を痛感。J1残留に向け、自己犠牲の精神を貫く

SOCCER DIGEST Web 9月18日(日)17時0分配信

「負けている状態でも、チームを活性化できるようなプレーを」

[J1第2ステージ12節]
鹿島アントラーズ 3-0 ジュビロ磐田
9月17日/県立カシマサッカースタジアム

 磐田の大卒ルーキー、荒木大吾が待望の「J1デビュー」を飾った。
 
 すでにルヴァンカップで公式戦デビューを果たしている荒木だが、リーグでは第1ステージでベンチ入りなし。第2ステージもこの鹿島戦が初のベンチ入りも、73分に石田崚真との交代で左ウイングバックに入った。
 
「(名波監督からは)リラックスして、とにかくまずは縦に仕掛けろ、シュートの時は力まず打つということを言われました」
 
 限られた出場時間のなか、懸命にプレーに絡み、反撃の糸口を探そうとする。83分にはジェイからのスルーパスを良い形で受ける。しかし、「フィニッシュまで行こうと思ったんですけど、やっぱり鹿島のディフェンスも上手いし、そこは自分の課題」と、シュートゼロに終わったことを悔やんだ。
 
 期待された活躍は見せられなかった。爪痕を残せたとは言えない。それでも、貴重な経験になったのは間違いない。なにもできなかった悔しさが、今後さらにステップアップするための発奮材料になるはずだ。
 
「次にもし、リーグ戦でメンバーに入って出ることがあったら、負けている状態でも、チームを活性化できるようなプレーをしたい」
 
 名波監督は、荒木のフィニッシュに至るまでのアプローチに満足していなかったようだが、「こういうゲームでデビューできたことは、彼にとってプラス」と、これからの成長に期待を寄せた。
 
 磐田は年間順位では勝点31の13位。降格圏内の16位・名古屋とは勝点8差とまだ余裕はあるが、安心はできない。J1残留を勝ち取るべく、荒木はその表情を引き締めて、今後への意気込みを語る。期待の22歳は、自己犠牲の精神を貫く構えだ。
 
「残りあと少ないなかで、自分のためにというより、まずはチームのためにプレーしていきたい」
 
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

最終更新:9月18日(日)17時0分

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