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水道橋博士 「雪が“ごったごった”に降っていた」娘の日本語センスに驚く

BEST TIMES 9/19(月) 12:00配信

娘には名前通り「文」の道に進んでくれたらなあと。

  娘は「文」(ふみ)っていうんですけど……可愛いですよ。結婚してからも、娘というものに興味を持ったことはなかったけど、親になってからわかりましたね。娘の素晴らしさに。純粋に親バカになります。小4で、もう小説を書いているんですよ。

 漫才師だから言葉の韻を踏むのが好きなんですけど、「文」は文字通り文筆家、そういう道に進んでくれたらなあとは思っています。お父さんは“分泌家”なのにね(笑)。

 まあ作家になるのは大変だってわかって言っていますよ。いま日本中の作家集めたって喰えるのは50人くらいしかいないわけですから。作家で喰えるということはまずない。

 娘は小説を今、2本書きあげているけど、全部、手書きなのね。それをキーボードで打ち直すと、オレが手を入れそうな気がして、そのまま原稿用紙のまま読むけど、これも完全に親ばかで言うけど、実にキテレツで不思議な小説でね。オレには評価がわかんないのね。

 いま、オレの後輩にサンキュータツオ(芸人・オフィス北野所属)っていう早稲田で文学やってた日本語の学者芸人がいて、この人も『メルマ旬報』に書いてもらっているけど……とにかく、ただの趣味とかではなく日本語を学問で研究しながら、現役の漫才師でもあるっていう……。変人なんだけど。

 ま、その人に読んでもらったら、「オレに小説を書くという衝動をもう一度蘇らせてくれました。だからオレは文ちゃんに弟子入りします!」って。お互いがお互いの先生になっているというわけのわからない状態(笑)。

 まあ、子供が描く絵が原始的な面白さがあるみたいなものだと思うんだけど、語彙がないからこそ、独特の感覚なの。例えば「“ギシギシ”と土の上を歩いていく」とかね。それで、サンキュー(タツオ)が褒めるのは、子供のオノマトペ的な感覚。

 例えば「雪は“しんしん”とは降らないよね」とかってサンキューが言うの。別に雪は音なんか立てないから。例えば、「雪が“ごったごった”に降っていた」みたいに書く、こういうのがいいんだよと。「こういうのは文ちゃんにしか書けないから、そこを伸ばしなさい」って、そういうのを今、教えてもらっている。

写真:花井智子

最終更新:9/19(月) 12:00

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