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リーダーの能力はトラブル対応でバレる! 守るべき「5つの態度」とは

NIKKEI STYLE 9月19日(月)19時0分配信

成果が上がるチームの作り方

 チーム全体の成果をより高めるために、リーダーはメンバーの指導・育成を行わなければいけないのですが、常に心に留めておいて欲しいことがあります。この連載のまとめとして、今回はチーム運営のための標語をいくつか示したいと思います。

標語1 全員参加

 チームで物事を進めていく際に起こりがちなことが、「声の大きな人の意見が通りやすくなる」ということです。物理的な声の大きさを言っているのではなく、立場や押しの強さ、理論的な物言いなどみんなが受け入れやすい人のことを言っています。確かに、そのような人がいるとチームとしての意見がまとまりやすくなることは事実ですが、気を付けなければいけないのは、他の人の意見が埋もれる可能性があることです。

 リーダーは常に、全員の意見を吸い上げることができたかどうか意識していなければいけません。

 そのための方法として、付せん紙の活用をお勧めします。ある議題について議論を進める際に、いきなり意見交換を始めるのではなく、まずメンバー全員に議題に関することを何でもいいので付せん紙に書かせるのです。意見を持っていなければ感想などその議題について感じていることでもいいのです。(名刺の2倍程度のサイズの付せん紙をお勧めします)

 この付せん紙をホワイトボードに貼りだし、それを全員で眺めることから会議を始めると、日頃は声の小さな人の意見・感想などを確認できるので、大変有効なのです。私の経験からも、声の小さな人の埋もれやすい意見の中に実は大きなヒントが隠されていることが多いのが事実です。ぜひ試してみてください。

 このように、会議も「全員参加」という意識を持って進めてほしいのですが、他にも前回述べたような各種プロジェクトを発足して、全員が必ず何かのプロジェクトに参加させることも「全員参加」のための大切な活動です。

標語2 同じものを見て話をする

 意思疎通がうまくいかないと悩んでいる職場の会議にはある共通点があります。それは、ホワイトボードをうまく使っていないということです。

 実は、みんなが同じ単語を使って話していても、それぞれイメージしていることが全く違っていることは往々にして起こっているのです。「もう少し」という言葉でもその程度は全員まちまちなことはお分かりいただけるでしょう。

 そのイメージのズレが非常に大きな差になって表面化することを、結構目にしてきました。

 ですから、チーム運営をしていく際には、常に目に見えるものに表し、それをみんなで見ながら進めることが非常に重要になるのです。全員で同じものを見ることで、イメージのズレをなくすのです。会議では、必ずホワイトボードを使って今話し合われていることをチャート化することが必須だと心得てください。

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最終更新:9月19日(月)19時0分

NIKKEI STYLE

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