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広島カープ戦、地元マツダスタジアムで国歌独唱へ アイドルネッサンス 石野理子の実力を読む

リアルサウンド 9月19日(月)7時0分配信

 アイドルネッサンスの石野理子が、9月22日に広島・マツダスタジアムにて開催される「広島東洋カープ 対 阪神タイガース戦」の国歌独唱を行う。

 アイドルネッサンスは、株式会社ソニー・ミュージックアーティスツが設立40年目にして初めて立ち上げたアイドルグループ。9,107名が応募した2013年度SMAティーンズオーディション「HuAHuA」から選ばれた候補生の中から2014年5月にグループを結成。2015年にはタワーレコードのアイドル専門レーベル<T-Palette Records>に所属した。今年6月には、「アイドルネッサンス部」としての新体制を発表し、新メンバー2名を加えた8名体制へ。新グループ「AIS」も結成し、2グループでのジョイント公演を開催するなど多くのファンを獲得している。

 中でも、アイドルネッサンスの大きな特徴は全ての楽曲が「カバー」ということだ。村下孝蔵やユニコーン、スピッツなど、1950年代から2010年代までの名曲を、歌とダンスでパフォーマンスする「名曲ルネッサンス」に挑戦している。持ち曲数はすでに60曲にも及び、彼女たちが歌うことにより楽曲に新たな意味、物語が生まれていくのがグループの魅力でもある。

 そのグループメンバーの中でも抜群の歌唱力を誇るのが、今回国歌独唱者に選ばれた石野だ。彼女は、PerfumeやBABYMETALのSU-METAL、乃木坂46の中元日芽香、元モーニング娘。の鞘師里保など数々のトップアーティストを輩出してきたアクターズスクール広島出身。動画サイトには、スクール時代の映像が現在も残っており、当時まだ中学生とは思えない伸びやかな歌声を聴くことができる。アイドルネッサンスでは、曲のメインパートを務めることが多く、中でも村下孝蔵の「初恋」は石野が全てのメインパートを歌唱しており、それにほかメンバー7人がユニゾンで歌を重ねていく楽曲。結成初期から披露し続けている、メンバーの“歌”をより堪能できる1曲だ。過去にライブにてアコースティック編成で披露したスピッツの「スパイダー」では、透き通る声のファルセット、メンバーとの息の合ったハーモニー、そして石野自らバンドの指揮を執る姿を見ることができる。

 石野はメンバーからの信頼も厚い。新井乃亜は「歌に関しては神的ですね。だからなんか、ちょっと理子さんに褒められたらうれしいよね」と2.5Dでのインタビュー(http://2-5-d.jp/feature/tokyoidolnet5-tip/)で明かしている。ライブでは、グループのMC役である宮本茉凜、新井の意表を突く一言を放つこともしばしばあるが、自他ともに認めるネガティブ思考でメンバーにツッコミを受けることも多い。そこも彼女の魅力の一つだろう。

 また、彼女が国歌独唱者に選ばれた理由の一つに「広島愛」も挙げられる。彼女は、グループの活動が多忙な現在も広島在住であり、ほぼ毎週末広島と東京を行き来している。それ故に広島でのワンマンライブを強く希望しており、グループが初めて広島でライブを開催した際には、広島出身の先輩バンド ユニコーンの「PTA~光のネットワーク~」にて気合いの入ったパフォーマンスを見せつけていた。

 マツダスタジアムは、総収容人員33,000人を誇る球場。石野が独唱する22日、対阪神戦のチケットは発表の際にはすでにソールドアウトしており、当日ほとんどの観客が石野を知らない“アウェイ”の場でもある。しかし、逆に考えればそれだけの数の観客を歌声で魅了することも可能だ。国歌である「君が代」は約1分弱ととても短いが、石野の伸びのある歌声が存分に活かされる曲でもある。アイドルネッサンスは、11月6日にZepp DiverCity TOKYOにて4thワンマンライブを行う。石野の国歌独唱で広島から追い風を吹かせることができるか。

渡辺彰浩

最終更新:9月19日(月)7時0分

リアルサウンド

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