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恐るべし!中国のパラリンピックの政治活用 --- 中村 仁

アゴラ 9月19日(月)7時12分配信

群を抜くメダル獲得作戦

リオデジャネイロ・パラリンピックが間もなく終わります。鋭い時代感覚を持つ友人が「中国のメダルの獲得数は恐るべし。それに比べ日本は見る影もない。この差は一体、何だろう」とのメールを送ってきました。どうも中国には外交的、政治的目的が潜んでいるようです。さらに「日本のメディアはなぜ選手の活躍にしか目がむかないのだろうか」というきつい指摘です。確かにメディアもスポーツ記事に終始していますね。

パラリンピックを含め、五輪は平和の祭典ですね。そういう考察だけに終わってはいけませんね。「おもてなし」というレベルで喜んでいてはね。

メールを3度ほどもらい、最初は「中国は金銀銅の合計で172個、日本16個。10倍以上の差をどう考えたらいいのか」でした。パラリンピックまでは関心がなかった私が「うーん」とうなっていると、続報がきて「中国は191個に増えたのに対し、日本は19個、さらに差が開いた」とのことです。

閉会直前の直近のデータでは、「中国217個、うち金94個。日本は19個、金ゼロ」との知らせです。新聞をひっくり返してみると、その通りなのですね。世界1位で、日本はずっと下のほうです。参考までに付記しますと、2位は英国で中国の半分、3位ウクライナ、4位米国、5位豪などとなっています。

今年だけの成績ではない

4年前のロンドン大会では、やはり1位は中国で231個、2位ロシア102個(ドーピング問題で今回は出場停止)、3位英120個、4位ウクライナ84個、5位米89個、ずっと下に日16個でした。ということは今年だけの異変ではないのですね。国家としての意図を感じ取る必要がありますね。

本番のリオ五輪では、メダル獲得数の1位米が121個(金46個)、2位が英67個(金27個)、3位が中で70個(金26個、金が少ないので英より下位)など。ついでに日本は41個(金12個)で6位でした。中国がパラリンピックにいかに力を入れているかが分かります。本番の五輪よりパラリンピックでのメダル数が多いのは、障害の種類、程度によって、競技種目が区分され、結果として種目数、出場選手が増えるからです。

中国はそこを巧妙について、種目ごとに有力選手を育成し、送りこんでいるのかもしれません。今大会では528種目にのぼり、参加国の総出場選手は4300人となりました。日本は132人と、少ない数です。こんなことも影響しているのでしょうか。用具も年々、進歩しているので、健常者の記録をしのぐ種目も増えてくるでしょう。練習、訓練の努力が報われる余地は本番の五輪以上かもしれません。

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最終更新:9月19日(月)7時12分

アゴラ

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