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試合映像も“タグ付け”して“シェア”【サッカーデータ革命最前線―02】

フットボールチャンネル 9月19日(月)13時0分配信

最先端のサッカーにおいてデータ分析はなくてはならないものだ。感覚や印象ではなく客観的事実の積み上げで見えてくるものは多々ある。それにおいて世界でも頭一つ抜け出ているのはドイツ代表だろう。結果を出し続けるために、データ分析はどこまで進んでいるのか。短期集中連載で最前線に迫る。(取材・文:本田千尋【デュッセルドルフ】)

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分析の基本は“映像”

 前回のコラムでは、分析会社「Prozone(プロゾーン)」だけが持つ“強み”について触れた。ドイツ代表の現場にスタッフが入り込んで、「データ分析+言葉」で中からコンサルティングを行う。

 では具体的に“分析”は、どのように行われるのだろうか。

 一般的に分析の段階は、基本的に4つに分かれている。
  【1】ビデオを集める/撮影する
  【2】ビデオを加工・編集する
  【3】チーム内でシェアする
  【4】集まったデータを、データベース化する

 この4つのステップが、チームを長期的な視点で強化していくために、極めて重要となる。プロゾーンの方法論を事例に、1つひとつ見てみよう。

 まず「【1】ビデオを集める/撮影する」が第1段階となる。プロゾーンは、PIXELOT(ピクセロット)とPORTAL(ポータル)というオリジナルの製品を持っている。

 ピクセロットはカメラサポートである。これは、スタジアムに取り付けるカメラタイプとモバイルタイプを展開する。撮影した映像をズームするのはもちろんのこと、ボールをオートで追跡するシステムやグラウンド全体を一画面で閲覧する「ステッチビデオ」を作成することが可能だ。

 ポータルはネット上のサービスである。顧客がアカウントを購入すれば、チャンピオンズリーグなど、様々な試合の映像をダウンロードすることができる。そうやってビデオを集めて、第一段階は終了となる。

 プロゾーンのアジア部門を担当する浜野裕樹氏によれば、「映像は未だに大きな役割を占めている」のだという。

「基本的に、ティム(・プレガー。代表チームに必ず帯同する同社シニアコンサルタント)などプロゾーンのスタッフがチームに帯同したら、ビデオを撮っているんです。まだ基本は映像なんですよ」

 ケルン体育大学の学生分析チーム『チーム・ケルン』の一員としてドイツ代表のブラジルW杯優勝に貢献した浜野氏は、今、プロゾーンで次の戦いを始めている。

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最終更新:9月20日(火)13時30分

フットボールチャンネル

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