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会社員は自分の「時給」を考えよう

NIKKEI STYLE 9月20日(火)7時0分配信

 今月はキャリアとお金の関係についてマネーハックしています。先週は人事制度の自己評価シートをまじめに書くことが、仕事をまじめにやるのと同じくらい重要だという話でした。
 今週は自分の現状の年収を評価してみたいと思います。今、仕事はそれなりに楽しく、忙しく働いていて、給料もほどほどだと感じている人はもしかすると落とし穴にはまっているかもしれません。

■自分の「時給」を考えてみよう

 アルバイトをしていた人なら、そのころは時給と仕事とのバランスについて、真剣に悩んでいたと思います。時給は高い方がいいが、仕事が大変だったらちょっと嫌だなあ、と考えながらバイトに応募していたはずです。
 しかし、会社員になると「時給いくら」ということは認識しなくなります。きょうはちょっと考えてみましょう。
 仕事を受注するとき、見積書に作業の工数を記載することがあります。そこで使われる「人月」という用語は、社員ひとりが1カ月業務に従事した場合の経費です。スキルが低い社員の人月単価は低く、スキルが高い社員の人月単価は高くなります。もしあなたがそうした仕事をしていれば、会社があなたをいくらの価値がある人材と評価しているか分かります。
 もちろん、そこに人月単価「50万円」と書かれていてもあなたの給料は月収50万円にはなりません。オフィス維持費などの経費、営業コストや総務・経理などの人件費、会社の利益などもそこに含まれているからです。
 会社は俗に、実際の給与の2倍以上を人月単価として設定するといわれます。もし50万円の人月単価なら、あなたに回る報酬はその半分の25万円ということになります(2倍というのは決まりではなく、違う設定をする会社もある)。
 でもこれはまだあなたの時給を考えるスタートラインにすぎません。

■残業時間が「時給」を左右する

 実際に働いている時間を考えながら、あなたの手取り給与を時給換算してみる方法もあります。
 月曜から金曜まで1日8時間労働とします(昼休みや休憩などの扱いはひとまずおく)。月21~22日くらい働くと考えれば、これは月168~176時間ほど労働するということです。仮に手取りが20万円だとしたら、時給1190円~1136円ということになります。1100円を超えれば、首都圏エリアの条件のよいバイトと遜色ない感じです。
 ところが、毎日3時間残業をしていたとすればどうでしょうか。この場合、月21日では月231時間、22日では月242時間働くことになり、その分時給は下がります。手取り20万円だとすれば、何と時給は866円~826円までダウンしてしまいます。
 定時勤務の時間だけでなく、残業も含めて実際に働いた時間を考慮してみることがマネーハック的には重要です。
 1日8時間労働、月21日勤務で実際の手取りと時給の関係を考える計算式は以下の通りです。
(手取り月給)÷(168+残業の時間数)=(あなたの時給)
 さて、あなたの時給はどれくらいでしょうか。

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最終更新:9月20日(火)7時0分

NIKKEI STYLE

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