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ポルシェは電気で速くなる──新型パナメーラ 4 E-ハイブリッドを発表

GQ JAPAN 9/20(火) 17:31配信

ポルシェは9月15日、10月末に開催されるパリサロンでのワールドプレミアに先駆け、新型パナメーラのプラグインハイブリッド(PHV)版「パナメーラ 4 E-ハイブリッド」を発表した。

【ポルシェ パナメーラ 4 E-ハイブリッドのフォトギャラリーと動画はこちら】

今年6月末、ポルシェは第2世代のパナメーラをデビューさせた。今後、ハイブリッド版などもリニューアルされることは既に暗黙の了解となっていたが、その認識を裏付けるかのように、約2か月半後となる9月15日、最新のプラグインハイブリッド(PHV)システムを与えられた「パナメーラ 4 Eハイブリッド」が、ポルシェ本社より発表された。

新生パナメーラ 4 Eハイブリッドにおいてパワーユニットの基幹となるエンジンは、新型パナメーラ 4Sと同じく2894ccのV型6気筒ガソリンツインターボ。エンジン単体では、最高出力440psと最大トルク550Nmを発生する新型パナメーラ 4S用よりは大幅に低められた最高出力330ps、最大トルク450Nmとなるが、それに最高出力136ps、最大トルク400Nmの電動モーターをカップリングさせることで、エンジンとモーターを合わせたシステム総出力では、実に462psのパワーと700Nmのトルクを獲得することになった。

パナメーラ 4 E-ハイブリッドは、常に電動モーターの力のみで走る「Eパワーモード」で発進。ゼロエミッション車両(ZEV)として走行しても、最高速度は140km/hに達する。さらにガソリンエンジンに火が入ると、0-100km/h加速で4.6秒、マキシマムスピードは278km/hに達するという。

これは初代パナメーラに設定されたハイブリッド版「パナメーラ S ハイブリッド」および進化型であるPHVモデル「パナメーラ S E-ハイブリッド」の最高速度270km/h、0-100km/h加速5.5秒を大幅に凌駕するのはもちろんのこと、車両重量の軽い新型パナメーラ 4Sの0-100km/h加速4.4秒(オプションのスポーツクロノパッケージ装着車は4.2秒に短縮)、最高速度289km/hというパフォーマンスにも肉薄する、まさしくスーパーカー級のエコサルーンとなった。

トランスミッションについても、電子制御油圧式システムを持つ先代パナメーラの8段PDKから電気クラッチアクチュエータ(ECA)によって電気機械的に制御される新たな8段PDKに進化。応答時間がよりいっそう短縮されたとされている。

加えてハイブリッド車の重要な要素である2次電池は、液冷式リチウムイオンバッテリーで、トランクルームのフロア下に搭載。バッテリーの重量は変わらないにもかかわらず、蓄電容量は先代パナメーラ S ハイブリッドの9.4kWhから14.1kWhに大容量化した。

ちなみに、この高電圧バッテリーは230V/10A接続でフル充電されるまでにわずか5.8時間。ほかの新型パナメーラに標準装備される3.6kWのチャージャーの代わりに、オプションの7.2kWの車載チャージャーと230V/32A接続を選択した場合は、バッテリーはわずか3.6時間でフル充電が可能だ。

これらの進化が相まって、パナメーラ 4 Eハイブリッドは、Eパワーモードで最大50kmまでのゼロエミッション走行が可能との由。この効果もあって、欧州の新しい走行サイクル(NEDC)において、燃費は40km/リットル。CO2排出量も56g/kmという優れた環境性能を実現することに成功。ポルシェが先代パナメーラで確立した「エコなスーパーサルーン」という世界観を、さらに一歩先の領域へと進めることになったようだ。

パナメーラ 4 E-ハイブリッドの正式なワールドプレミアは、10月に開幕するパリ・サロン。日本国内での予約受付も10月11日からスタートし、ベーシックプライスは1407万円(右ハンドル仕様のみ)とのこと。

文・武田公実

最終更新:9/20(火) 17:31

GQ JAPAN

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