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皮膚と脳はつながっている!親子のスキンシップが大切な理由

PHPファミリー 9/20(火) 16:59配信

スキンシップが成長の土台をつくる

スキンシップは、肌と肌が触れ合うことで身体感覚を養い、「安心する」「気持ちがいい」などのよい感覚を与えることができます。お母さんとの十分なスキンシップがある子は、脳の育ちにつながっていくベースができやすい子とも言えるのです。

しょっちゅう抱っこやスキンシップをされている子は、親子関係が安定して、心も安定していきます。それによって、いろいろなことに挑戦していく気持ちがもてたり、人との関係を大切にしたりできるようになるのです。

でもなぜ、スキンシップにこうした効果があるのでしょうか? それを紐とくキーワードが、別名「きずなホルモン」とも呼ばれる脳内ホルモン「オキシトシン」です。触れ合うと、脳の中にオキシトシンがたくさん分泌されて、さまざまなよい相乗効果をもたらしてくれるのです。

また、皮膚と脳はつながっています。スキンシップで肌が刺激されると、その刺激が脳に伝わって脳を活性化することにもなります。

オキシトシン効果と脳への刺激効果。子どもが小さい頃からスキンシップが大切な理由が、おわかりいただけたのではないでしょうか。

頭がよくなる理由!スキンシップの5つの効果

1 自分の行動をコントロールできる

スキンシップによって、脳からはオキシトシンが分泌されます。小さいときにたくさん触れられた経験があって、オキシトシンの分泌が多い子は、自分の行動をコントロールする力が高いことが、これまでの実験調査から明らかになっています。ある実験で、行動コントロール力が高い子を追跡調査したところ、こうした子は学歴が高く、幸せな人生を送っていることもわかりました。

スキンシップを増やすと、オキシトシンが子どもの自律の育ちをサポートしてくれて、その結果、将来的に子どもの人生をよりよいものにつなげていってくれる可能性が高くなるのです。

2 ストレスに強くなる

やすらぎをもたらし、不安や恐怖といったネガティブな感情を抑えてくれるのが、オキシトシンの主な役割です。実際に行なわれた実験で、オキシトシンにはストレスを引き起こすホルモンを減らす効果があることがわかっています。

スキンシップの多い子は、オキシトシン効果で心が常に安心感で満たされ、不安な気持ちを抱え込みにくくなり、ストレスにも強くなります。

何かをやる際にストレスをあまり感じなくなるので、臆することなく新しいことにチャレンジでき、いろいろなことを経験する機会が増えます。それが脳を大いに育ててくれるのです。

3 いろいろな脳内ホルモンが出やすくなる

スキンシップをすることによって、心を安定させる「セロトニン」や、意欲とやる気を引き出す「ドーパミン」も出やすくなります。しかもオキシトシンは、これらの分泌量を調整する役割も果たしています。

同じ抱っこでも、ゆっくりギュッと抱きしめると、オキシトシンとセロトニンが増えて子どもの気持ちが落ち着き、「よくやったね! がんばったね!」などと抱きしめながら体を軽くポンポン叩くと、オキシトシンとドーパミンが分泌されて、子どもに意欲やモチベーションが生まれやすくなります。子どもの状況に応じて使い分けてみてください。

4 記憶力や集中力が高まる

不安があったり、落ち着かない気分のときは、集中力も下がります。集中力が下がっている状態では、記憶力も高まりません。

でもスキンシップをたくさんして、オキシトシンが出やすい子にしておいてあげると、オキシトシン効果で心身がリラックスしてきますので、目の前のことに集中できるようになり、その結果、記憶力もよくなっていきます。さらに、親子の触れ合いがある子ほど、心が安定して勉強に取り組む姿勢もつくられやすくなります。

記憶力、集中力、学習意欲が育っていきやすいことも、スキンシップの大きな効果の1つと言えるでしょう。

5 社会性が育っていきやすい

オキシトシンは人を信頼し、人とのきずなを強める働きをしてくれるホルモンです。そのため、スキンシップでオキシトシンを増やすと、共感力が高まり、人の気持ちを汲めるようになって、対人関係もよくなります。

また、これからの社会で大事になっていくのは、「非認知力」と呼ばれている力です。「認知力」とは学力に必要な理解力や記憶力などのこと。いっぽうの「非認知力」は学力を支える力を言い、自分をコントロールする力、人と話し合って問題を解決する力など、自律や社会性につながっていくものです。「非認知力」を養うためにも触れ合いが大事なのです。

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最終更新:9/20(火) 17:28

PHPファミリー

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