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もう錦織のワンマンチームじゃない。デビスカップ上位進出を狙う日本

webスポルティーバ 9/20(火) 13:06配信

 男子テニス国別対抗戦デビスカップ・ワールドグループ(以下WG)プレーオフ「日本 vs. ウクライナ」が、大阪で開催され、日本(ITF国別ランキング16位、以下同)は、5戦全勝(初日にシングルス2勝、2日目にダブルス1勝、最終日にシングルス2勝)でチームの勝利を確定させ、WG残留を決めた。

【写真】今年の全仏オープンでグランドスラム初勝利を挙げたダニエル太郎

 今回は日本のエースである錦織圭(ATPランキング5位、9月12日付け、以下同)が、シングルスを戦わず、ダブルス1試合だけをプレーし、若手2人がシングルスでプレーするという今までにない日本代表の布陣で臨み、違う形で勝利したことに意味がある。

 錦織はUS(全米)オープンでベスト4まで残ったため、当然のことながら翌週のデビスカップまでに回復せずに、夏に蓄積された疲労が残った。シングルスに初めて抜擢されたチーム最年少で20歳の西岡良仁(96位)は、「全米を見たが、疲れるのは間違いないですし、(錦織を)できれば休ませてあげたいなというのはありました」と先輩を慮(おもんぱか)った。

 オープニングマッチでは、ダニエル太郎(88位)が、セルギ・スタコフスキ(105位)に7-6(4)、7-6(2)、6-1、で勝利し、日本に貴重な1勝目をもたらした。

 3月のWG1回戦・イギリスとの試合で、日本チームが錦織だけに頼っているところがあると語ったのは、ダニエルだった。

「特にイギリス戦の時は、相手が(アンディ・)マリー(2位)たちだったので、やっぱりさすがに勝つのはタフだと思っていたし、あそこは錦織選手に頼らないといけなかった。今回は錦織選手がいなくても、僕たちで勝てるチャンスがある相手。とにかく勝ててよかった」

 自らの勝利によって、ダニエルは日本代表チームの中で存在感をアピールでき、大きな一歩になったと胸を張った。

 さらに第2試合は、西岡がイリヤ・マルチェンコ(50位)を6-4、5-7、6-4、7-5で勝利し、デビスカップのシングルス初出場で初勝利を挙げた。

「今までは正直、錦織選手の(シングルスの)2勝を前提とした勝ち方であったと思う。(今回は)錦織選手をこうやって温存することができた。チームとしてまた強くなったと思います」

 26歳の錦織を使わずに、23歳のダニエルと20歳の西岡をシングルスに起用したデビスカップ日本代表の植田実監督の采配は的中した。日本は初日を2勝で終え、最高のスタートを切った。

「2-0狙いでいくんですけど、もちろん0-2も覚悟していた。若い2人が僕らの想像をも超えた力を発揮する可能性を優先しました。たぶん錦織も、それに賭けていくことが必要だと、きっと思っていたと思う」

 2日目のダブルスでは、錦織が杉田祐一(98位)と初めてのペアを組んだが、スタコフスキ/アルテム・スミルノフ(321位)組を6-3、6-0、6-3で破り、日本は最終日を待たずにWGプレーオフで初めて3連勝でチームの勝利を手にした。

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最終更新:9/20(火) 13:06

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