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スペインの知将がW杯予選の日本を分析。「心配する必要はない」

webスポルティーバ 9/20(火) 15:40配信

「まず、UAE戦の日本は負けるような戦いはしていない。しかし、重大な戦術的欠陥はあった。敵陣に入ったとき、選手たちのポジションや動き方には偏りがあり、ポジション的優位を失っていた」

【写真】最終予選初戦のUAE戦で代表デビューした大島僚太

 ロシアW杯アジア最終予選、日本の戦いを、ミケル・エチャリ(69歳)はそう言って鋭く分析している。

 エチャリは現在、バスク代表監督(FIFA非公認)を務める。リーガエスパニョーラの古豪、レアル・ソシエダで20年近くにわたり、強化部長、育成部長、ヘッドコーチ、セカンドチーム監督、戦略担当などを歴任。「バスクフットボールの父」の異名をとり、鋭く詳細な洞察力で、「ミスター・パーフェクト」とも呼ばれる。豊富な見識によって、ホセバ・エチェベリア、ハビエル・デ・ペドロ、シャビ・アロンソといった選手を発掘してきた。

 エチャリは『日本サッカースカウティング127選手』(東邦出版)を出版するなど、2009年から日本サッカーを定点観測し、造詣も深い。ロンドン五輪の躍進、ザックJAPANの危うさ、清水エスパルス時代の岡崎慎司の飛躍も言い当てている。

 では、スペイン人指導者が世界標準で見たハリルJAPANの実像とは?

「UAE戦、日本は序盤から優勢に戦っていた。サイドを変えながら深くえぐっており、数多くの好機も作っている。ゴールにはならなかったが、敵ディフェンダーを圧倒していたのは間違いない。本田圭佑はFKをヘディングで叩き込んだが、他に少なくとも3度は決定機を迎えていた」

 日本の攻撃がUAEを苦しめていたことを、エチャリは真っ先に評価する。

「しかし、両サイドの本田、清武弘嗣が中に入ってきてしまい、中が渋滞を起こしていたのも事実だ。解決策としては、トップ下の香川真司がサイドに流れるというのが一つにある。だが、そこはサイドバックがすでにスペースを埋めており、出口がない状況だった。サイドバックの攻め上がりのタイミングが早すぎて、相手のディフェンダーを守りやすくしていた。結果として次第に、攻撃の動きが少なくなっていった」

 ミスター・パーフェクトは、攻撃の単調さが試合を厳しくした状況を解析する。

「選手たちのアイデアそのものは悪くなかったと思う。バイタルエリアでは数的優位で圧倒し、エリア外の選手たちもポジション的優位に配慮していた。しかし中央の狭いスペースに集まりすぎ、ピッチで深みを作ることができなかった。とりわけ香川はスモールスペースでの壁パスにこだわりすぎていた。バックラインの目の前の一番狙われる場所で、次の一手が読まれてしまっていたのだ。

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最終更新:9/20(火) 15:40

webスポルティーバ

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