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バリキャリ金融女子が料理家に転身したワケ

東洋経済オンライン 9月20日(火)15時0分配信

外資系証券会社で働く金融ウーマンから、40代でまったくの異業種である料理家の世界へ華やかに転身された、ひでこコルトンさん。今や「ニューヨーク流おもてなし」をテーマに予約がとれないほど人気の料理教室を主宰し、米国フジテレビでは3年間レギュラー出演。去年には念願のレシピ本を出版されており、ニューヨーク在住の日本人女性の間で圧倒的な知名度を誇ります。
そのコルトンさんが、今年7月に開かれた、NY在住の20~30代女性向けコミュニティ「ニューヨーク女子部♡」が主催するトークショーに出演。この記事では、そのトークショーの内容をまとめ、コルトンさんが夢を実現してきた道のりや、多忙なスケジュールの中どのように仕事・結婚・子育てを両立してきたのかなどを記しました。
また最後には、コルトンさんおすすめの本を紹介しています。コルトンさん同様にニューヨークで活躍している女性(エリカさん)が記した『ニューヨークの女性の「強く美しく」生きる方法』(大和書房)とは、どんな本なのでしょうか。

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■自分を幸せにできるのは、自分しかいない

 ニューヨークに来たのは1990年。その前はモルガン・スタンレー証券の日本支社で働いていて、そこで出会ったアメリカ人と結婚しました。彼はニューヨーク本社から派遣されて一時的に日本で働いていたので、任期が終わるとともにふたりでニューヨークに移り住みました。それがニューヨーク生活の始まりでした。

 でも、最初はニューヨークに行きたくなかったんですよね(笑)。ここ10年で治安がよくなりましたが、当時のニューヨークはアッパーイースト(ニューヨークの高級住宅街があるエリア)以外は危ないと言われていて、最近トレンドのミート・パッキング・エリアなんてもっての他! 今思えば、あの時にマンションを買っておけば、今頃ごろ高く売れたのにって思うんですけどね(笑)。

離婚後は生活のためにウォール街で再就職

 ニューヨークに来てからは金融の仕事を辞めて、アメリカ料理を学びはじめました。アメリカ料理とは一体どんなものなのか興味があったからで、まずはカナリー・インスティテュート・アメリカという料理学校で基本を学びました。けれど、そろそろ子供も欲しいなと思っていた5年目というタイミングで、結婚生活が破たんしてしまったのです。

 前の主人とは色々な価値観が合わなかったですし、その頃私も若かったのでしょうね。男性が女性を幸せにするものだという古い考え方をしていました。でもアメリカ人と結婚するということは、精神的にも経済的にも自立するのが当たり前。離婚という辛い経験を通して「自分を幸せにできるのは、自分しかいない」ということを学びました。

 その後、日本に帰ることも考えたのですが「こんな辛い思い出を抱えて日本に戻りたくない。いい思い出を沢山作ってからでもいつでも戻れる」と思ったので、とりあえずこのニューヨークという世界の大都市でやれるだけ挑戦してみようと思いました。

 結婚してからはずっと料理の道へ進むプランを立てていましたが、ニューヨークで一人で生きていかなければならなくなったので、再び金融の世界に戻ることにしました。そうして、スイスに本社があるUBS証券会社に再就職しました。

 UBSではアメリカ株のセールスをしていました。これがまた面白くて! アメリカのことを色々な業界から学べるのです。ホールフーズ・マーケット(ニューヨークをはじめ、アメリカ全土で人気のオーガニックスーパー)のCEOにもこの時にお会いしました。

 ちょうどホールフーズがオープンするタイミングだったので、様々なストラテジーを学びました。例えば、今アメリカでは野菜や果物を山積みにして、フレッシュに見えるように水を吹きかけて販売しているスーパーが多いですが、あれは当時ホールフーズが最初に始めた戦略なんですよ。

■ニューヨークでの婚活は難しい。これってホント! 

 仕事はとにかく楽しかったけれど、私は小さい時に母を病気で亡くしていることもあり、その頃は再婚して早く子供が欲しいと念願していました。母親になることが私の人生で最も重要だと言っても過言でなかったからです。でもエリートで素敵な独身男性が多数いるのでは? と期待していたUBSにいたのは、既婚者ばかりでした(笑)。それにNYで独身女性が独身男性と出会うって、とっても難しいことだったんです。

 当時TVドラマ「Sex And The City」が大流行中で、ちょうど私も主人公キャリーのようなタウンハウスに住んでいたのですが、彼女と同様に「本当にどこに素敵な独身男性がいるのー? !」といつも共感の連続でしたから(笑)! 

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最終更新:9月20日(火)16時55分

東洋経済オンライン

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