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「勝てば官軍」の裏には敗戦の記憶が。日本マクドナルド創業者・藤田田――その誇り高き「拝金」

nikkei BPnet 9月20日(火)9時49分配信

 ここはとあるビジネス雑誌の編集部。団塊ジュニアでマンガ好きなオタク上司(40代・独身)と、ゆとり世代の部下(20代・彼女あり)は若者向けページを担当している。編集長は「若手ビジネスパーソンはなあ、もっと熱くならなきゃならねえんだよ……」と熱く語るが、猛暑の夏を乗り越えて「当分暑さはいいです」というのが本音だ。今日の2人は取材先でインタビューを終えたところ。オフィスに戻る前にどこか涼しい場所でランチを食べようという話になって……。

●復活のカギは藤田田イズムにあり?

オタク上司:おれラーメン食べたいんだけど。

ゆとり:えー、ラーメンよりマクドナルド行きましょうよ。あそこポケストップなんすよ。

上司:まだポケモンGOやってんのかよ?

ゆとり:いーじゃないですか! ほら、マクドナルドもポケモン効果で絶好調みたいですよ。なんでもこの8月は売上高が前年同月比で15%も伸びたとか。賞味期限切れの鶏肉やら異物混入やら、いろいろあって不振続きでしたけど、ようやくマクドナルドは復活したんですよ。乗るしかないこのビッグウェーブに!

上司:任天堂とマクドナルドのコラボか。考えてみれば戦後日本を代表する会社のタッグだな……。

ゆとり:えっ、日本マクドナルドってただの日本法人じゃないんですか? 今の社長はカサノバさんだし、前の社長はたしか「プロ経営者」の原田(泳幸)さんで……。

上司:その前は?

ゆとり:10年以上前ですよね、いや~、わかんないっす。

上司:じゃあヒントを出そう。自称「銀座のユダヤ人」。口癖は「勝てば官軍」。

ゆとり:な、なんですか、その胡散臭いネーミングは!? しかもそれって悪役のセリフじゃないっすか!

上司:そうだろ、日本マクドナルドの創業者で1971年から2003年まで社長を務めた、藤田田(ふじた・でん)は「拝金主義」「異端児」「ホラ吹き」といった言葉が常について回った人物だ。まさに戦後の怪人だった。

ゆとり:なんか、家族連れで賑わうマクドナルドのイメージと全然違うんですけど……。

上司:彼のDNAはまだ生きている。いや、むしろマクドナルド復活のカギはこの藤田イズムにあるかもしれないんだ。

ゆとり:マック好きとして聞き捨てならないですね……。いったい藤田田ってどんな人だったんですか?

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最終更新:9月20日(火)9時49分

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