ここから本文です

プロ御用達! “トマト専用の調理道具”10選

日経トレンディネット 9月20日(火)12時12分配信

合羽橋の老舗料理道具店「飯田屋」の6代目、飯田結太氏がイマドキの料理道具を徹底比較。今回は「トマト専用調理道具」。トマト専用の調理道具は、意外にも、プロにとって欠かせないものなのだそうです。プロが愛用するトマト専用調理道具を検証します。

【関連画像】GSホームプロダクツジャパン「トマトピーラー」(985円)

 こんにちは! 飯田結太です。ステーキや焼き肉、餃子が好きな肉食系の私ですが、それと一緒に野菜も大量に食べます。なかでもトマトは大好きな野菜のひとつなんです。

 トマトを料理に使うとき、湯せんして皮をむくことがあります。トマトの皮はとても薄いのですが、加熱すると歯触りが気になります。できれば皮はむいたほうがいいですよね。しかし、皮むきは面倒。さらに、トマトをきれいにスライスしようと思っても、きちんと研がれた包丁を使わないとなかなかスパッと切れません。そんな手間やストレスを解消しようと誕生したのが、トマト専用の調理道具なんです。

 実はトマト専用というのは野菜専用調理道具のなかでも先駆け的存在で、プロにとっては欠かせない調理道具の一つでもあります。

 さらにここ数年、写真共有アプリ「インスタグラム」がブームで、インスタグラムに画像を公開するために、凝った料理を作る若い女性が増えているのだとか。プロ仕様の道具を使う人も増えていて、店舗にも若い女性が来店することが以前より多くなりました。トマト専用の調理道具は見た目もかわいいものが多いことから、女性たちにも人気があるんです。プロが愛用していて、家庭用としても人気が高いトマト専用の調理道具を紹介します。

“ギザギザ刃”がポイント!

 今回、トマト専用調理器具があるという話を編集担当者にしたところ、「頑固なほど硬いわけでもないし、フニャフニャの軟らかいものでもない、大小さまざまあっても、形はごく普通の丸い野菜なのに、なぜ専用の調理道具が必要なのでしょうか?」と質問を受けました。普通の包丁でもトマトは切れます。ではなぜか? それは、毎日大量のトマトを扱うプロにとってはささいなことでも大変な手間になるからです。

 料理に使う前に行うトマトの下処理といえば、ヘタ取り、皮むき、そしてスライス。加えて、料理方法によってはタネを取ったり、くり抜いたりすることもあります。そうすると、専用の調理道具があったほうが作業ははかどりますよね。特に日本人はかゆいところに手が届くような道具を作るのが得意ですから、次々と専用器具が登場したんです。

 数あるトマト専用のなかでプロが一番使っているのは「ピーラー」です。トマト専用のワケは、ほかの野菜よりも皮が薄いから。身が柔らかいうえに皮が薄くてツルツルしているので、普通のピーラーでは滑ってうまくむくことができません。ツルツルした薄い皮をきれいにむくには、刃が皮にしっかり入っていくことが大切。だから、トマト専用のピーラーは刃がギザギザになっていて、それが薄い皮にひっかかることによって皮の内側にスッと入っていくんです。これは別名、セレーションピーラーとも呼ばれています。

 プロ御用達なのは、I型になっているビクトリノックスのピーラー。ナイフを動かすように皮をむくことができるので、手の動かし方に慣れるとこちらのほうが断然早くむくことができます。家庭で使うなら、技術は必要なく、安全に使えるT型タイプがお薦めです。

 どちらもトマト専用だけあって、裏側が透けて見えるくらいに薄くむけます。実はこのピーラー、桃やキウイフルーツの皮むきにも適しているほか、私のおすすめの使い方は、おでんに入れる大根の皮むき。ギザギザ刃の跡が大根の側面に付くことで、そこから出汁がしみ込んでとてもおいしくなります。ぜひお試しを。

1/3ページ

最終更新:9月20日(火)12時12分

日経トレンディネット

日経トレンディネットの前後の記事