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突然出現したLINEの「鍵マーク」、どう変わった?

R25 9月21日(水)7時0分配信

LINEのトーク画面で、送信者の名前の左側に突如表示されるようになった「鍵マーク」。 実はこのマーク、LINEのバージョン5.3以降、デフォルトとなった新機能「Letter Sealing」が有効であることを示すもの。いったいどんな機能で今までと何が変わるのか? 「鍵マーク」のメリット・デメリット、確認方法を解説しよう。

■送信者から受信者までメッセージを「完全暗号化」

「Letter Sealing」とは、送信者が送ったトーク内のテキストと位置情報を受信者に届くまで暗号化する機能。実は鍵マークが出現するずっと前の2015年10月から1対1トークを対象に実装されていたが、バージョン5.3以降はデフォルトでONに設定され、8月31日より有効化を示す「鍵マーク」が表示されるようになった。この機能は、無料通話やグループトークにも適用されている。

LINEのメッセージは、送信者からサーバーを経由して受信者に届く。従来、LINEは「公開鍵暗号方式」機能を使い、送信者・サーバー間でメッセージを暗号化した後、サーバーが一度暗号を解き、再び暗号化を施して受信者に送っていた。つまり、サーバーは“マスターキー”を管理しており、送信者から送られてきた暗号化メッセージを解読することができた。これに対し、「Letter Sealing」機能では、メッセージの暗号化を解く「鍵」を受信者と送信者しか持っておらず、仲介するサーバーは暗号を解けない仕組みとなっている。

この機能の追加により、受信者から送信者に送られる会話の内容を、サーバーが覗き見したり、改ざんしたりというリスクが減る。さらに何者かがサーバーを攻撃して、“マスターキー”が流出しても、メッセージの暗号を解くことは難しくなる。つまり「Letter Sealing」機能により、LINEでのやり取りがより安全にできるようになるといえる。

■「鍵マーク」は消せるの?

相手が「Letter Sealing」機能を有効にしているかどうかは、トーク画面上で表示される相手の名前の左横の「鍵マーク」の有無で分かる。一方、自分のアカウントで「Letter Sealing」が有効になっているかどうか確かめるには、以下の方法を試してほしい。

【Letter Sealing機能 ON/OFFの確認方法】

・「設定」→「トーク・通話」→「Letter Sealing」

この画面で、「Letter Sealing」の「ON/OFF」の確認ができる。

また、50人以下のグループトークでは、参加者全員の「Letter Sealing」機能がONの場合、トーク画面のグループ名の左横に鍵マークが表示されるが、1人でもLINEのバージョンが古く機能が有効でなかったり、設定をOFFにしていたりする人がいると表示されない。

ただし、「鍵マーク」が付いていないからといって、トークが簡単に流出するわけではない。従来程度のセキュリティは担保されている。

■「鍵マーク」のデメリットは?

トークのセキュリティを向上させる「Letter Sealing」。LINE公式ブログでも、常時設定をONにすることが推奨されている。しかし、送信端末から受信端末まで徹底して暗号化するゆえ、機種変更の際や、PCやタブレットなどのサブデバイスで確認しようとした際、トーク内容が閲覧できなくなる場合もある。

そのため、機種変更の際には、全てのメッセージを既読にした状態で「Letter Sealing」を「設定」から一時的にOFFにし、LINEアカウントの引き継ぎ操作を行ったほうがよいだろう。

「鍵」と聞くと、Twitterの「鍵アカウント(非公開アカウント)」を想像する人も多いようだが、LINEの「鍵マーク」のON/OFFが影響するのは、今のところ機種変更やサブデバイスでのトーク確認時ぐらいのようだ。あまり神経質になり過ぎず、「安全性が向上した」とおおらかな気持ちで「鍵マーク」を受け入れよう。

(藤あまね)


(R25編集部)

※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびR25から一部抜粋したものです
※一部のコラムを除き、R25では図・表・写真付きのコラムを掲載しております

最終更新:9月21日(水)21時15分

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